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葉桜と原点-5月3日-


今日、朝起きたとき、まるで体中の細胞が再生しているかのような感覚をおぼえた。

すごい気持ちいい。

太陽の光も眩しいし。

目黒川の桜は散ってしまった。

桜が散る情景は、「儚い」ことのメタファーにされる場合もあるけれど、必ずしもそうじゃないと思う。

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桜が散る陰には葉桜が顔を出している。

だから、桜が散るのは儚いとしても、その陰には新たな誕生があるみたいだ。

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そんな葉桜のアーチの下をジョギングするのも悪くない。
葉桜がエネルギーに溢れていて、力強く祝福されているみたい。

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プールサイドにもツツジが咲いてきた。

体調が悪かったり、思い悩んだりすると思考が狭くずれてしまうことがあるけれど、こういった力みなぎる初夏に触れると、原点に返った気がして、自分がチューニングされる気がします(^^)

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# by sipoftip | 2009-05-03 10:57 | 雑感

金曜日のイタズラ-4月30日-


しまった、今日は金曜日!家の前のクリーニング屋は休みだっ!
クローゼットにワイシャツがなーい(++;)

ぜんぶ、クリーニング屋に預けっぱなし。。。

あわてない、あわてない。

クローゼットからいつも着ないタイプのシャツを引っ張り出してみた。

淡い青色に細い茶色のストライプが入ったやつ。

着れるかな?

ちょっと袖が長いからあまり着てないんだよなー、これ。

でも、どのタイに合うんだろ?

まっ、今日は会議も入っていないし、いっかなー。

おっ、意外に悪くないじゃん。


・・・・その日はいつもより少しだけど遥かに清々しく過ごせた、小さなきっかけに感謝(++)


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# by sipoftip | 2009-05-01 00:39 | 雑感

夜のタクシーの窓をぼーっと眺めて思ったこと-4月27日-




「SO, WHAT DO YOU REALLY WANNA DO? REALLY?」

この間、酔っ払った高校の大先輩に、何度も何度もこの質問をされた。酔っ払うと半分くらい英語になってしまうこの先輩。彼はこう続ける。

「おれだって、今まで何度も失敗してきたし、ああ、こうやっておけば良かったと思い返すことも少なくない。だからこそ、同じ轍を踏まないようにできることは何だって教えてあげたいし、求められればできる限り応じてあげたいんだ。」

半分英語、半分日本語でこんなことを言っていた。酔っ払って、手足はふらふらと宙をさまよっているのに、何となくこの人酔ってないんじゃないか、と思わせるほど、たまに出てくるコトバは鋭い。



帰り道のタクシーで、ふとDREAM GIRLSの「LISTEN」がかかったんだけど、ふとその夜の先輩の姿が思い浮かんだ。



ぼーっと窓の外を見る。





もちろん、今まで何度もいろいろな場面で後悔したことがあるけれど、「なんで自分のチカラをもうちょっと信じることができなかったんだろう?」といった類の後悔の傷が一番深い。今振り返っても、「あの場面でもうちょっと自分のチカラとか直感を信じることができていればなー」という心地の悪い瞬間がいくつかあって、「あそこでこう舵を切っていれば、もう少し違っただろうな。」と、ふとした瞬間に遠くを見つめてしまう瞬間がある。


月並みだけど、キャリアの選択をする瞬間、それを選択する理由もあるし、それを選択しない理由だって
いくらでもあり得る。でも、本当に重要なことは、他の人の発言や意見に寄りかかるべきではない。それは当然なのだけど、それが自分にとって近い人、信頼できそうな人、自分のことを考えてくれる人のコトバであればあるほど、「だからきっときっと正しいだろう」と信じたくなることが多い。時として、それが自分の体験したことのないゾーンについての話だったら、「きっと自分は体験したことはないけれど、あの人がこういうんだから、こうに違いない」。そう信じたくなる。だけど、そういった類の選択においては、絶対に自分以外の人間は責任をとれないのだ。誰がどう勧めたとしても、それがどんなにもっともらしく聞こえても、その発言者は絶対に責任を取れないのだ。だから、選択に後悔したときの「ロス」、つまり、そのアドバイスに従わずに「別の選択をしたときにあり得た自分」という名の代償は自分しか払うことができない。若ければ若いほどこの重さに気付かないんだと思う。

だから、それがどんなに客観的かつ的確なアドバイスだとしても、それによって「もうちょっと自分のチカラ・直観を信じていればよかった」と思い返すようなことであれば、そのアドバイスを従うことによって生じるプライスをよく考えなければならない。



「無理だよ」




すごい罪深いコトバだと思う。僕はこの言葉がものすごく嫌いだった。周りの大人が僕に無理だというたびに、多くの場合、「そんなはずはない。」と感じ、そして考えたものだ。でも、ときとして、「無理だよ」という言葉に、非情にも心が折られそうになるときもあって、そんなとき、そんな自分を、そして自分を取り巻く状況を激しく嫌悪した。今思うに、それは「無理か無理でないか」の問題ではない。キャリアの選択においてある選択肢が「無理かどうか」というのは氷山の一角に過ぎなくて、その選択肢の先に何を見ているのか、その先に見ているものから逆に照らして自分をどう見るか、などもう少し広い観点から光を当ててあげられていたらと思う。

でも、やはり若者に「無理」という判定を突きつける大人は多いんだろうな。だから、少なくとも僕は、そうじゃなくいたい。アドバイスを求められたら、絶対に無理だと決めない、その人が希望する可能性、それ以上に、その人が気付いていない可能性に少しでも光が当たるようなアドバイスをしてあげられるような大人でありたい。かつての自分を思い返すたびにそんな思いを強くする。少なくとも自分が相談に乗ったあげた相手には、アドバイスの質はともかく、そういったハートで望んでいる。振り返って、今思うのは、「自分をちゃんと信じ」て選択をすることこそが、人生のまたとない醍醐味の一つであり、それができるからこそ面白いんだと思う。これを行動をもって示せたらなあ、きっと、たまらないだろう。


そして、もう一つ。色々後悔したとしても、じゃあ、仮にそのパスは通れなかったとしても、今の地点からどうやって何ができるかな?逆に、昔描いたそのパスではないパスを選んだからこそできることは何だろう?そうやって、構築し直してみると、気付きもしなかったものが生まれる可能性がある。そういった可能性もこれまた大人として生きる醍醐味の一つなんだろうな。

そんなフレームワークでやっているし、きっとこれからもそうだと思う(++:)



# by sipoftip | 2009-04-28 03:19 | キャリア/コトバ/ロールモデル

コミュニケーションを食する-4月25日-



あー、色々やることあるけど、仕事も忙しいし、週末にやろう!その時間もちゃんと確保してっ、とか思って、週末に時間を確保してみる。だけど、その確保した時間をどれだけ有効に使えているだろう?

いつもは仕事が忙しいとかいいとかいって、自分のために確保できる絶対的な時間数は少ないんだけど、逆にそれで週末時間を確保するために人とのコミュニケーションの量を減らしたりすると、栄養失調になってしまう。実際他愛のない瞬間でも、オフィスメートと笑ったり、どうでもいいおかしな話をしたり、そんな瞬間が意外な潤滑油としてすごく重要な位置を占めているだなあ、と。寂しがりやだからか。なんか調子でないんだよねー、はて?と思ったりする日に限って、意外にそれはコミュニケーションの少ない日だったりするのだ。

食べ過ぎるとそれは問題だけど、やはりコミュニケーション、それも上質なものが好物みたい、最近はわりといいものが食べれている気がしますっ(++)


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# by sipoftip | 2009-04-26 01:48 | 雑感

夜道-4月24日-



少し早く帰れたある夜。どうも分からなくなってしまった。とりあえず、外に出なくては。多くの場合、感情だって考えだって、その前提となる枠組みに縛られている。その中で「自由に考える」とか「気持ちを推し量る」といっても、そうできることじゃない。そもそも、どうも部屋の空気は重苦しい。そんな思いが止まらなくなり、たまらず外に出た。夜道を散歩してみた。

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そこでは、部屋から持ち出したものはさておき、なにかと新しい発見がある。こういうときは、ふと立ち止まったときに見えるつぼみだって、これからの誕生をささやかに祝福しているみたい。そういうのを発見するのはささやかだけど、悪くない。

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ふと通りを見下ろしてみる。昼間は絶え間なく人が通っているような歩道橋も、たまらなく静かだ。普段は仕事をしていたりする、この夜の時間。自分のデスクを離れた場所で、どんな世界があるのか。とっても当たり前なことだけど、こうやって普段いるつもりの世界のすごい近い、だけどまったく違う世界を除いてみるのも悪くない。


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ふだん忙しく歩いていると、ぜったいに目に留まらないものだって目に入るし。



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そうやって、たまらなくなって外に出た自分は、一体どんな顔をして歩いているのだろう。あまり気にはならないし、気になったところでどうにかなるものでもないけれど、そうやって、もがいてみて、それを続けていると、伸ばした手が藁をつかめるような気がして。


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# by sipoftip | 2009-04-25 03:24 | 雑感