タイトルだけみると,情報化社会の光と影をテーマにした
深い洞察と示唆に富んだエッセイっぽいですが(?)w,
実は単に
「携帯が死亡した・・・」
というだけです。。。メモリ,メールその他の情報が
一部を初期設定に戻ってしまいました。
そんなーーー!!
でも,実はここ2週間程,事務所に入ってから自分的に
トップレベルの忙しさで,平日は
若干遅い朝→朝日を見る
という感じで,かつ,休日も結構ガッツリと仕事,という
感じだったので,実は携帯の相手をするヒマもなく,
せっせとお仕事に励んでました。はい,友達をなくすパターンですかね(・・;)
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といいつつ,やはり気になります。自分の携帯がない生活と
本当に携帯がない生活の違い。
話は相当ぶれますが,バングラディッシュにも,携帯電話が劇的に
広まっているみたいですね。
↓読みました。
グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換
携帯のない生活,それは例えば,農家で突然病気になったり怪我しているときに
20キロ離れている一番近い病院にいってもドクターがいない,だから,その次に
近いまた20キロ離れている病院にドクターがいるかもわからないままに
駆けていく。
そうして,怪我がどんどん悪化するお婆さんをみて,
このとき,電話があったらすぐにドクターを呼べたのに。。。。
携帯のない生活を何とか変えられないだろうか。
そういう原体験から彼の起業はスタートしているとのこと。
バングラディッシュからアメリカのMBAの名門,Whartonを卒業後
金融機関で働くも,その後,金融機関を飛び出してバングラディッシュに帰って来て
携帯事業の立ち上げをする,という話。
マイクロクレジットで名を馳せたグラミン銀行のムハマド・ユヌスと組んで
立ち上げるカーディアというビジネスマンの活躍が色々と書かれています。
このストーリーは,確かに
「可愛そうな途上国の青年が愛国心をもってみんなに幸せを
運ぶために頑張った物語」
という側面があるのですが,それだけではないと思います。
①投資家を呼び込む
携帯電話事業のメッカの一つとしてスウェーデンがありますが,
彼らが何故はるばるアジアに投資をしたか?
一見カントリーリスクの高そうな国なのに。
そこには,他の競合との関係,欧州の市場の成熟度など色々なファクターがある
のでしょう。それらをうまく利用し,彼らがリスクをとって新興諸国に投資を
しよう!と思わせたか。
また,他の途上国との争い。実際,インドでは一足早く,携帯事業がまさに
立ち上がらんとしていた。そこで,新興諸国に興味を持った諸外国のパイを
いかに自分の国に寄せるか。
こういう視点も結構好き♪
②より豊かな国に?開発の視点
マイクロファイナンスは,貧困層が高利貸しから暴利をむさぼられている
ところに,よりリーズナブルな金利で貸して,新たな市場を見つけるという発想。
お金が手に入って初めてみんな自律し,国家も機能する,そういった信念があったはず。
他方,携帯電話もコミュニケーションがあってはじめて人は世界が開ける。
みんなの世界を開くことで,バングラディッシュの●●の△△という田舎で留まっている
人々と世界をつなげて,みんなをより豊かに。
こういった理念的な部分について効果的にアプローチするためには,
「そもそもどんな生活が豊かか?」という点についてイメージがあったのかもしれない。
でも,お金やコミュニケーションを与えることは,例えば共産主義といった思想を
与えることとは違うと思う。つまり,ハードを開発するということ。ソフトは自発的に
作成されますが,それを周りからお手伝い,という発想なのかも。
そこで,どういった外枠を作ってあげると,ソフトが作られやすいか,を良く分析して
それを提供するのが開発のキモなのかな。
以上,素人ながらの雑感でした。