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WHOメディカルオフィサー

少し前だけど,DVDでNHK番組を見ました。とてもinspiring!


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プロフェッショナル 仕事の流儀 WHO医師 進藤奈邦子の仕事 鳥インフルエンザを封じ込めろ

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彼女の略歴は以下のとおり。

「東京慈恵会医科大学卒。英国セントトーマス病院、オックスフォード大
ラディクリフ病院臨床研修を経て慈恵医大内科学講座第2に入局。

専門は感染症、臨床細菌学。2000年より国立感染症研究所感染症情報センターに
主任研究官として勤務。その後2002年からはスイスのWHO(世界保健機関)に派遣。

感染症アウトブレーク情報の収集・諜報と解析、フィールドレスポンス、
WHOガイドラインの作成を担当。SARS、トリインフルエンザやエボラ出血熱なども担当。」

(株式会社 イー・ウーマンURL: 佐々木かをり対談
(win-win http://www.ewoman.co.jp/winwin/54sn/)参照)

とっても,インスパイアされました。以下,自分の頭を整理するため,
何がinspiringか,ちょっと本気出して考えてみた。

1.キャリアそのものの魅力

色々考えてみたが,おそらく,自分がこういう形で活躍してみたいな,
と思う形で活躍しているからだと思う。

彼女の仕事は,要するに,世界のどこかで感染症が発生した際に,
その調査,分析を経て,対策を立てる,というWHOのプロジェクト
を統率(?)すること。

勿論,自分自身も医師で,感染症の専門ではあるものの,毎回,
各分野の研究,臨床,医学以外の分野の人,その他の専門家(*1)
の協力も得つつ,チームをまとめる。

アフリカでもアジアでも,必要な地域に直ちに駆けつけて
調査をする。

しかも,事柄の性質上,スピードが要求されるものの,
WHO見解が持つインパクトからはやはり的確な対応が求められる。

これって,すごくダイナミックで,それでいて知的で,しかも,
多くの人と力を合わせて,とっても社会にインパクトをしている。
とっても,coolじゃないか。

勿論,華やかさの裏には,それだけ家庭の犠牲,仕事上のストレスなどなど色々
あるはずだけどね(弁護士を含め,どの職業も同じだが。)。

あと,現に起こっている生の問題について立ち向かうということ。
それだけで,格好いい。そういったダイナミズムの中で働く。

企業法務でも,たまに,そういった場面に立ち会うことがある。
勿論,それはそれでとってもexciting。
だけど,弁護士が法律的にそういう場面に直面するのと,
上記のケースと,直感的には,本質的な違いがあるように思えてならない。

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なお,翻って自分の仕事を考えてみると,WHOの業務フローを極めて抽象的な
レベルでとらえると,ビジネスのそれとあまり変わらないかもしれない。
その際,自分の立ち位置は,(*1)に該当すると思うのだけれども,

①使われる立場にいる(パートナーに使われる,クライアントに使われる,
 という二重の意味において)

②パブリックセクターとビジネスの違い

というのがあるかもしれない。

直感的に自分が立ちたいポジションと,自分がpassionを感じる
ことができる立ち位置を,もう一度考えてみたい。

結局,最終的には直感だけれども,その直感を導くまでは,
ぐたぐた色々細分化して考えるかもしれないけど,その際には
上記に留意しよっと。

あと,やはり色々な分野,文化の人と交わりながら
プロジェクトをする。ジュネーブ勤務といったあたりも,
何となく魅力を醸し出している。でもこれはとっても重要な要素。


2.キャリアへの情熱

弟さんが不治の病で死ぬ間際,「お姉ちゃん,医者になってね。」と
言われたとのこと。これが強烈な原体験となり,当時極めて珍しく
医者,しかも脳外科になった,と。

ただ,その後,あまりにも男社会で,かつ業務多寡の脳外科業界
から転身。きっと,「脳外科」という場所が彼女にとってessentialじゃなかった
こと,「脳外科」に自分を留まらせるだけの特別なpassionを持っていなかった
のが原因かもしれない,と見てて思った。


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翻って自分を考えてみると,弟の死のような強烈な原体験はないような気がする。
勿論,自分が今,色々な方向性を決めるときに様々な原体験の結晶のようなものが
自分の方向性の舵取りに影響を与えていることは否めないけど。

あと,感染症という新たな分野に当時思い切って転身の上,ヨーロッパにて
学を修め,超難関のWHOオフィサーの地位を射とめ,活躍されている。

キャリアにて,自分がどのくらいHop・Step・Jumpの距離感は,
(人間この位飛べる人もいるということを理解することで)自分の飛距離を必要以上に
縮めないようにしたい,と思った。

上記に加えてとっても大切なこと。進藤さんのキャラクター。

やはり,とても,芯が通っているのは話を聞いてわかる。
しかも,バイタリティ溢れる。

頭の良さを超えた,そういう資質,とてもインスパイアされます♪

3.雑感


結局,何がやりたいか,色々ゴタクを並べてます。仕事の社会的意義とかも
気になってはいます。でも,最終的には,そーゆーマクロ的なものって,意外に重要じゃない
と思う。

①自分がやってて面白いと感じるか,自分がやってて格好いいと感じることができるか,
というのが選ぶ際のファクター。

②そして,実際に仕事をする場面では上記とのギャップに苛まれながらも,
目の前にある仕事に誠実に向かうという責任を果たしつつ,出来る限り,
上記ギャップを埋めていく,

③そのギャップが埋まらない場合,転職を含め,方向の修正を図る,

というプロセスなんじゃないかと。
仕事に主体的に向かいつつ,どこかで,客観的な自分が上記③を考慮して
日々舵取り。調査,分析。。。。そんな感じ。


*******雑感その2***************


そんなことを書いているうちに

「WHO、電磁波対策の法整備を勧告
 電子レンジなど電化製品や高圧送電線が出す超低周波電磁波の人体影響について、
世界保健機関(WHO)が「小児白血病発症との関連が否定できない」として、
各国に対策法の整備など予防的な措置を取ることを求める勧告を盛り込んだ
「環境保健基準」を17日までにまとめた。(以下省略)」

とのNEWS@nikkeinet
(http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070617STXKA015217062007.html)

こういうインパクトのある仕事ってやっぱcoolだなー。


*********雑感その3**********

今日は,「ばんや」という千葉の漁業組合がやってるレストラン(?)
に行ってきました♪

外は,こんな感じ。


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活カレイの姿刺し♪これはめちゃ旨かった♪

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どーも3枚までしかアップできないので,別機会にもっと写真載せます♪
by sipoftip | 2007-06-18 02:04 | キャリア/コトバ/ロールモデル


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