****dullな土曜日*****
ストラクチャードファイナンス。
要は,色々なプロジェクトや大きな不動産とかを買うときに,
基本はこう進めましょう,でもこんなことが起きたらこういう風に
処理しましょう,と予めリスクを決めた上で,その合意内容が
法律的にちゃんとカバーされるように契約書を作っていく。結構複雑です。
どのタイミングでお金を入れるか,どのタイミングで回収するか,
相手が約束を破ったらどうやって貸したお金を回収するか,それぞれの
行為の法律的な整理などなど。
なんとなーくですが,SEさんが,企業内にネットワークを構築し,
システムを作り込んでいくのと似ているのかなーなんて思います。
とっても意義がある仕事です。大きなプロジェクトでは,
必ずといっていいほど採用されるファイナンス手法。
このようなリスク分担のシステムがなければ,大きなテーマパークが
建つことも,飛行場が建つことも,ダムが引かれることも,なかなか難しい。
でも,SEさんごめんなさい。だけど,直感的に違うのです。
静かにしゅくうしゅくと作業を進めるだけだと,
何か刺激が足りないのです。だから,dull。
そう感じた土曜の午後でした><
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*********日曜日のアドレナリン**************
変わって日曜日。
今日は企業買収のバックファイナンス。
不動産とかより,会社の方がダイナミックに感じるので,
土曜よりも気分よく仕事。
でも,延々と。。。。。気づいたら明け方4時半。。。。
どーせ日曜の明け方なんて俺くらいだろー,と勝手に思ってた。
そしたら,部屋に何と同僚が。とっても有名な案件で「死んでいる」らしい。
でも,彼のやってる案件。ひとつひとつのアドバイスの結果
お客さんが採った行動が逐一全国メディアで報道されちゃうレベル。
そんな中でものすごい緊張感とスピード感をもって「死んでいる」。すごい。
そんな同僚からアドレナリンを分けてもらいました。
クライアントがその投資案件で儲けるほどのボーナスとか
もらえないし(事業リスク取ってないから当然だが。),だけど一緒に
徹夜とかしてる。
自分の持つ能力,費やす時間とかを考えると弁護士ってとっても
燃費が悪い。ペイしない。だけど,みんなすごくよく頑張る。何故???
(自分も含めて(・・;)
でも,そういう状況で頼られるとアドレナリンが出るのでしょうか?
同僚かつ戦友の彼にもらったアドレナリンで,一気に契約を仕上げて
今帰宅。
土曜よりも辛いはずなのに,アドレナリンのおかげで
意外に気分上々♪
プレスリリース,楽しみです♪
別の機会に,ダイナミックな事象に法律を当てはめるとき,初めて
法律が面白くなる,ということを書いてみたいです。
あと,仕事については以下の式が成り立つと考えていますが,これも
別機会にエントリします♪
仕事上感じるストレスの量(又は充実感)
=仕事の量×アドレナリンの頻度・量×自分のコントロール可能性
写真はまたまたカンボジア!