<   2008年 08月 ( 12 )   > この月の画像一覧

Word Choice-8月28日-





ふわふわとしたイメージの中に浮かぶぼやっとしたものにとりあえず手を伸ばしてみる。それは、なんとなくつかまりそうで、いまいちミートせず、手をすり抜けるばかり。

だから、思いつくままにコトバにして、それに形をあたえようとするんだけど、ちょっとうまく捕らえることができない感じ。

うまく整理がつかなかったり、自分の考えがまとまらないときは大体こうなる。

でも、そうやって喋るジブンを聞いていた彼は言った。

確かにそれは「Tough Question」かもしれない。だけど、こうして君のWord Choiceをみてみると、君がどうしたいのかはわりと明らかな気もするんだけど。

Word Choice

思った以上にジブンをあらわし、形作るものなのかもしれない。


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by sipoftip | 2008-08-29 03:40 | 雑感

トンネルのミロと雨上がりの「世界」-8月27日-

雨上がりの夜に



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トンネルを歩いていたら、



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こんなアートがあった。いや、「あった」んじゃなくて、昔から「あった」んだけど、その日に初めて目に入った。いや、「目にも入っていた」んだけど、はじめて「見た」。「見る」ことで、自分の「世界」に入ってきた。そんな感じ。









普段は視界を通り過ぎてしまっていたみたい。きっと、通りすがりの知らない誰かが見てもらうために描いたのか、おそらくそうじゃなくて、スペースがあるから衝動的に書いちゃったんだろうな。

ストリートな「ミロ」の作品


「描いちゃった」ていう感覚はかなり好き







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しばらく歩いていたら、また目に留まる。きっといつもなら到底気づかない小さな「世界」


遠くにも「世界」はあるけれど、それと同じくらい「近く」にも「世界」があって、結局、そういった「世界」を見つけていくことの繰り返しが楽しいのかも。「世界」との距離が近いか遠いかにかかわらず。


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by sipoftip | 2008-08-28 03:35 | 雑感

緊張感とてるてる坊主の狭間で-8月25日-



先週は、仕事の内容自体はわりとシビアでした。ちゃんと細かく条文を読み込まないと致命傷に
なるような仕事だったり(いつもそうですが。。。(・・;)、ちゃんと複数の案件が回るようにスタッフや後輩の弁護士の仕事の進捗を管理したり、かといってタイトな期限で契約書をドラフトしたり、
(これまたいつものことですが)結構、仕事自体は張り詰めていました。






でも、これに反してオフィスの空気は暑さも相まってかなりゆるゆる。


水曜日くらいに、同部屋の後輩君が「今週末は麻布十番で祭りがあるよ~」と伝えると、OZが「それは何だ!?」と質問し、すかさずネットサーフィン。なんだか熱心に検索をしているようだ。

その後、金曜日までにしっかりリサーチを終えたようで金曜の午後には、「今週末はAZABU JUBAN MATSURIだ!雨降らないといいなー」と歌っていた。すかさず、後輩君が「日本では晴れてほしいな、と思うときには、こういうものを作るのさ~」と指導。


その瞬間、日本文化がサブカルチャーがオーストラリアに伝授された。


その成果がこれ↓

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ひどいなあ、はさんでいるし。てかさー、てるてる坊主は頭を上に向けないと効果がないってところまで教えないじゃん(・・:)


さらに、「そんなに楽しみなJUBAN MATSURIでも TERUTERU-BOZU、1個でいいの?」と煽ってみた(・・)すかさず、「何!1個よりも2個の方が効果があるのか!?」と食らいつく。結局、こんな感じで↓4個作って、OZは満足して帰っていた(・・)

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調子に乗ってこんなものまで↓



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いわく、「彼は歯が汚いから、きっと『homeless teruteru bozu』だ!」とか満足げに言っていたっけか(・・;)


さらに最近、OZは日本文化を勉強しているようだ。




「最近、テレビでよく見るんだけど、『speed』をはいているguy、あいつは誰だ!?」






同部屋のみんなで顔を見合わせる。











うーん、それって「こじまよしお!?」









Oh, and...「what is 『おっぱっぴー』!?」



is it 『ocean pacific peace』?



とか聞かれて、うーん、実は僕は知らなかった。。




さらに、「WHAT IS THE NAME OF DEAF SINGER WHO IS REALLY FAMOUS? SHE IS NOT EBI-CHAN」



とか言っている。えびちゃんは歌手じゃないって!といいつつも、あゆがそういう状態にあるとは
知らなかった・・・・




最近のサブカルチャーへのキャッチアップは目覚しい。ちょっと遅れて時代に追いついたOZ。少なくとも僕は抜かれる危機にあるようだ。




そして、会話を離れ、PCに向き合い、まったく180度変わる真剣勝負の仕事場に戻るのです、そんな金曜日(・・)



(おしまい)
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by sipoftip | 2008-08-25 01:53 | 雑感

インスピレーショナルな人々へ







Feta cheese&Olives♪





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なかなか好きな組み合わせ♪



気分をトロピカルにするため、タヒチのビール



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すさまじく頭の回転が早い人




何かしら人を惹きつける魅力に溢れている人




とっても自分に自信があって派手好きで才能に溢れるけれども
その裏ですさまじく地道な努力をしてきた人




型破りな異才





寡黙な、だけど誠実な秀才





常に人よりも少し先が見えている人




日本人であるかを問わない





もっと世の中にはびっくりする人がたくさんいると思うけれども、それでも
今までの自分の短い人生で会うことのできた、インスピレーショナルな人たち








迷ったら彼らを思い出して考えてみる









あいつらならどうするだろ?









彼らは手に届かないくらい純粋にすごいなあと思う反面、イメージに過ぎないけれど、ときに違う視点が生まれたり、モチベーションが沸いてきたり、自分がきり!っと律せられて、背筋が伸びる気がする。

Thank you all!
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by sipoftip | 2008-08-23 03:33 | 雑感

燃えるペスカトーレとクリエイティブなおちゃめ-8月20日-






かねてから両親に対して「引っ越したらその家の近くのおいしいイタリアンでご馳走する」という約束をしていましたが、「雨が降ったから延期」とか「仕事が・・」とか「今日は眠い・・・」とか「縁起が悪い・・・」とか「宗教上の理由で・・・」とか、「きょう行くとお母さんのゴルフのスコアが悪くなる」、とか「今日食べるとお父さんが財布をなくしてしまう」、とか、思いつく限りのさまざまな理由をつけて伸ばし伸ばしにしてきた件ですが、週末についに約束を果たしてきました(・・)

ついでに、母親誕生日、父の日、母の日、妹の転職祝い、友人の転職祝いなどを込みこみで全部おごってみました(→おめでたくないのは俺だけのよーな(・・;))。


リストランテ・エ・ピッツェリア・ダ・イーヴォ @恵比寿


こんなお店


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海鮮の鮮度に目を見張るものがあり、引っ越した当初に、「一度連れてくるとしたら
ここだなー」とひそかに思っていたのですが、ピザとか

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パスタとか

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ワインとか

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さらには、この燃えるスワン


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ペスカトーレですが、熱いうちに食べなきゃいけないので、
写真は撮り忘れ(・・;)中身は来店してのお楽しみということで(笑)






そう、同じペスカトーレでもこうやって燃やすと視覚に訴えますよね。





こういった遊びゴコロとクリエイティブなおちゃめ、こういう発想、好きです♪
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by sipoftip | 2008-08-21 02:26 |

雨上がりの小道と近くて遠いロールモデルと似て非なるもの-8月16日-




誰もいない喫茶店

僕はこういうところで本を読んだり、色々なことをするのが結構好きなのです。




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喫茶店て、図書館ほど「しーん」としていないし、かといってファミレスほど「がやがや」もしていない、そんな喫茶店ががらがらな状態。ほどよく音楽がかかっていて、心地よい雑音は背景になる。


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そういった帰り道


にわか雨があがったばかりの道路には、少し湿気が立ち込めていて、でも、昼間にたまった埃はにわか雨が流してくれたようで、空気は妙にクリア




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そんな夏の夜の心地よい湿気とあたたかさが残るストリートを歩きながら、ちょっと思いをめぐらせた。








様々な情報が溢れていて、目の前には思った以上に色々な選択肢が広がっている。それが良いものであるか悪いものであるかにかかわらずね。

そんな中、何にプライオリティを置くべきかを決めるとき、自分がどんなことを大切に考えているのかな、という点をブレインストーミングしてみるのがいい、とどこかに書いてあった。だいたい、100個くらい書こうとすると、自分が脳裏で何を考えているか、ぼやっと浮かび上がって来るんだとか。

さて、少し考えてみた。こんな立ち位置にいたいなあ、というポイント

・なるべく自分にしか出来ないような仕事がしたいなあ。しかも、それでより多くの人にインパクトを与えられたりするならいいなあ、と。他の人にInspirationalだったり、eyeopeningだったりすることは結構自分にとっても大切かも。

・職場は自分が毎日スキップしていくようなわくわく所がいいなあ。お互いに認め合える人たちと働きたい。

・あまり寒くないところがいい。グーグルコンプレックスじゃあないけれど、インスピレーションが湧き出るようなラボみたいなところだといいなあ。

・理論と現実の両方に触れられるのがいいなあ。日々の業務に忙殺されるだけでも、ラボの中に閉じこもってばかりもあまり性に合わないとおもう(というか、そもそも弁護士とか医者とかがいいなあと思っていたのもその辺の自分の特性と好みを理解したうえでだけど。)

・どこかのタイミングで学校で教えてみたいかも。キャンパスって結構すきなのです。実は教師とかもいいかなあ、と思ったときもありました。でも、ずっと教室にいると、何か現実社会で生きていないような気がして、それで現実社会に出て行く生徒に十分にinspirationalになれるだろうか、という疑問を感じやめた経緯がある。でも、何らかの形で学校に戻られるのであれば、それはそれで嬉しいかも。週1とかでゼミを持ってワカモノとのつながりは保ちたい。

・どこでも自分のチカラで生きていけるSelf Employabilityがほしいなあ。誰かのために働くのが絶対に嫌というわけではないけれど、少なくとも「他のどこにいくこともできる」という状態で組織と付き合っていたい。

・さらには、エクイティリスク・リターンを取れるような仕事の方がいいなあ。実際に働くと、最終的にはこういった働き方じゃないと仕事にコミットできないかもしれない自分に気づいたりする。

・色々な人脈が広がりたい。一つの業界にいるとそこに固まりがち。もちろん、それも悪くはないかもしれない。でも、専門外のことにも飛び出したり、他の業界の人とも広く付き合えるような、そんな世界に生きたい。他の世界をみるときの新鮮さは、代えがたいものがある。

・オトコとしても魅力的でありたいですねー。どんなに仕事がばりばりでも、実はそれが「かっこいい」と思うからやるのであって、やはり最終的には格好良くなきゃ。それは単に容姿というだけでなく、筋が通っていたり、他人にInspirationalでいれることだったり、Respectfulなことだったり、さまざまな要素がありすぎてうまくいえないけど、それを総じた格好良さ、いいですねえ。

・家庭もWonderful Familyがいいなあ。Steve Jobsもアップルを首になった後、ピクサーという自分の核になる宝ものと素晴らしい奥さんと築いた素晴らしい家庭の二つがかけがえのないものだといっていたなー、っと。ちなみに、この間、親にも「あなた、結婚はまったくいつするかわからないけど、子供はずいぶんと可愛がりそうね」とか言われた。よくご察しで。

・物理的にも、アカデミックにも、環境的にも、いろいろな面で変化し続けることができExploreしつづけるようなクリエイティブな環境がいいなあ、と。今の職場に就職する際、「日々変わるビジネスやその他世界のニーズにあわせて専門家的な見地から常にクリエイティブなソリューションを提供していくところに魅力を感じています。」ということを言ったら、「いやー、まー気持ちはわかるけど、そう日々クリエイティブだと大変だよー」と言ったパートナーがいた。はて、僕も彼の年になるとそういう 感覚になってしまうのだろうか。今の時点では、彼の年になっても、おっきなアスピレーションを抱けていればいいなあ、と思うのだけれども。

・知らない世界、特に異文化への渇望ってのは他の人よりも大きいみたい。きっとこの年齢になってもそうってことは一生そうなのかな、って思う。だから、そういった意味でMulti Culturalな環境に入れればとても刺激的かと。


他にもまだあるけど、とりあえずこれでやめておこう。




実はこれに似た作業は年明けくらいにやっていたのだけど、そのとき気づいたこと。






自分の特性・嗜好がぼやっと浮かんでくるのはそうなんだけど、既にそのほとんどを達成している人が自分のすぐそばにいることに改めて気づいた。すごいなあ、やっぱりこれもDNAの功罪だろうか。




僕が実際に働きだしてから、彼も刺激を受けて年齢不相当に働くようになったという。
経験が全然違うから、はるか上のところにいるのだけど、それでも刺激を受けるものなのでしょうか。でも、なんとなくそうなる気持ちも良く分かる。コトバで説明できるほどに噛み砕けてはいないけど。




はて、僕の家族や親族は、「いつかひょっとしたら僕が彼を継ぐのかも」と思っている節がある。



特に、アントレプルナーたる亡き祖父の妻であり、かつ、親族のゴッドマーザーとして呼び名の高い(というか、僕が勝手にそう呼んでいる、笑)祖母とかもそう思っているのかもしれない。祖母からではないけれど、この間も、ちょっと他にもやりたいことがあるかも、といったとき、「まあ、それが仮に失敗して現業に戻ることになっても、離婚事件や些細な日常の事件があれば、何とか生きていくことはできるかもしれないわね」なんていう、あたかも僕が違うところにいくのに(深層心理で)抵抗していることがよくわかるセリフをいただいたこともある。きっと、別の深層心理や思惑があって、無意識にこういったセリフにつながってきているだけであって、他意はないのだろうと思って、さらっとうけながしてみたけど。でもさ、なんともいやはや。中学生くらいになったらあまり気にならなくなったけど、小さいときに、親戚のそういった無邪気に繰り出される(おそらく本人は意識していないであろう)コメントにたいして、心の奥ですごい拒否反応が出てきそうなのを何度自分で抑えたことか。なんか、これもDNAの功罪かもしれないけれど、自分のことを他人に決められるのにとっても生理的な拒否反応を示すようなのです。


それはさておき、確かに、現在は同業であって、ここを期待する気持ちはわかるけど、でも、やはり何度考えてもここはちょっと譲れないところ。

僕としては、むしろ自分の動きを快くサポートしてくれる方が嬉しいけれども、それがだめな場合には、まあ仕方ないかな。また、せっかく彼が築き上げたものをそのまま瓦解させるのは「もったいない」という思いもあるのかもしれない。でも、僕じゃなくても、とっても優秀でまじめないとこ君だったり、そのほかにも当業界を目指している聡明な親族とかもいるので、ゴッドマーザー的にも安泰かと。Ole family business!とヒトゴトのように言ってみたり。




でも、そういった継ぐ継がないの問題とは切り離して、彼の成してきたことは、純粋に尊敬できる。ある意味で、頭が上がらない。





上記で述べたリストのうち、幾つかの例外を除いて、ほとんど僕の目の前でやってしまっているのだから。(ちなみに、どれが例外にあたるかは本人が分かっていると思うので、敢えて触れません、笑)






そう、気づいたら、近くにいるようで、ずいぶんと遠い先にいるのだなあ、と。








ロールモデル














彼は近すぎる存在なので、実際にこのコトバが彼にふさわしいのか、自分でもよくわからない。
でも、そんな感じです。素直にすごいと思う。具体的な方向性はちがっても、その立ち位置と有様は刻みついています。きっと、本人が意識している以上に。






本当はずっとこのテーマでブログをエントリしようと考えていて、12月のタイミングか6月のタイミングで書こうと思ったのだけど、思いっきりタイミングを逃しました。







だから、すっごく季節はずれに遅れたけれど、Belated Happy Birthday& Happy Father's Day!!
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by sipoftip | 2008-08-17 00:42 | 雑感

カオサン~Getaway in Asia③~

飛行機を降りた僕は、バックパッカーズ読本に書いてあったとおり、エアターミナルのA2出口に向かった。

出口は外にあった。外は夜。夏の夜だから、幾分涼しいはずだけど、それでも心地よく暑い。いや、本当はすごく暑いのだけど、長かった東京を出てやっとバンコクに来て旅がスタートできるという高揚感が心地よかったのだろうか。

久々に使う英語に戸惑いを感じつつも、むわっと暑いバンコクの熱気の中にいるだけで、試験でずっと身に纏っていたウロコがぼろぼろと落ちていくような感覚を心地よく感じながらバスを待つ。待っていると、カナダ人らしき女性の2人組が、その175センチくらいある身長を遥かに超えるバックパックを背負ってバスの駅に来た。

バックパックには「Kathomandu」と書いてある。「ネパールだ、きっとヒマラヤに行ったのかな。」、ネパールには行こうと思ったのと、旅に出てから少しずつ高まる高揚感を誰かとシェアしたかったのと、少しばかりの寂しさを紛らわしたっかのがあって、「どうやったら話しかけるかなー」なんて遠目で見ていた。そんな折、ふと隣に日本人らしき、僕よりも2,3歳ほど年上と思われる兄さんがいたので、思い切って聞いてみた。「カオサンに行くんですか?」

ここで無視されたり、仮にとてもつまらない人であっても、すぐに分かれれば基本的に失うものはない。逆に、はじめてきた土地で仮に面白い人だったりすると、いろいろな情報をもらえたり、何よりも楽しい。だって、日本で暮らしていると絶対に会えない様な人と会えるんだから。

「そうだよー、すぐにパンガンに行くんだけどね。明日の朝早く。」

「へー、パンガン?」

「そうそう、パンガン島。タイは初めて?パンガンはタイの南にある島で、フルムーンパーティーがあるんだ。
行ったことはないんだけど、そこで友達と落ち合う予定。」

「あ、そうなんですか。フルムーンパーティ?」


バスはどんどん高速を走ってゆく。カオサン行きということは確かだし、彼もカオサンに行くといっていたので、そのままバスに乗り込んで話していた。話しているそばで、ブルーカラーらしきタイ人が数名乗り込んできたり、インド人の集団がらわらと乗り込んできたり、すでにカオサンまでのバスはさまざまな人種だらけ。


「そうそう、もともとはインドのゴアで始まったみたいなんだけど、パンガン島でも始まったみたい。なんかすごいいい感じの音楽とかが島でガンガン鳴っててさ、ビーチで踊り明かしたり、バーとかも沢山あって。そうそう、クサとかも結構手に入るみたいね。」

「ほー、そうなんですかぁ。」

説明だけだと、いまいち情景がわかなかったけど、少なくとも僕が今まで見たことのあるどの世界にも属していない世界で、そこではさまざまなことがまったく違うリズムと価値観で動いているという雰囲気だけは伝わってきた。

彼は美容師だった。27歳くらいで、友達とパンガン島で落ち合う予定で、きっと「大きな常夏のクラブ」に行くような感覚なのだろう。日本でもあまりクラブとかに行ってなかったし、試験を勉強していたときは付き合いの幅もさほど広くなく、彼みたいな人と話すのは新鮮だった。まるで、村上龍の小説の世界から出てきたような人で、きっと僕とは違う空気を吸ってきたのだろうな、と。

と色々話しているうちに「カオサン」に降り立つ。


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ストリートに入り乱れるバーと、ショーツをはいたバカンス風の白人、ドレッドなお兄さんたち、
その道際で陽気に物を売っているタイジンの女性たち。鳴り響く音楽とひとむかし前みたいな、仰々しいネオン。
世界のバックパッカーが集まる場所。カオサンストリートに着いたんだ。


日本の、東京の、しかも試験勉強をしていたときとかは、わりと整った、整理された、隙のない、そんな空間にいた。そんな僕は思わず目の前に広がるカオスに少し戸惑いを感じつつも、徐々に凍った氷が溶け出すかのように胸を躍らせ、目の前に広がる混沌の中に足を踏み入れてみた。きっと、「ソドム」とか「ゴモラ」とかいう都市はこんな感じなんだろう。

「退廃とエネルギッシュ」、とそんなコトバが似合うストリートだった。


そんな余韻に浸りつつ、バスで知り合った兄さんの後を着いていく。彼はさっそうと人ごみをくぐりぬけながら、振り返って、僕に話しかける。


「今日はどこに泊まるの?」


「いや、特に宿はとってないっす。どっかいいとこ知ってます?
適当にさがせばいいかな、と思って。」


「そっかー、俺はさ、朝早いけど、一緒に泊まる?その方が安いんだよねー。」


そういってたどり着いたのは、カオサンの少しはずれにあるゲストハウス。


「My Friends Guest House」


入り口には大きな映画のスクリーンがあって、その前にはヒヤシンスで編まれたリクライニングチェアがあったり、床に寝そべる白人がいたり。「アジアでのバカンス」、そんな感じだ。

映画はイングリッシュペイシェントだった。すごく好きな映画。イタリアと中東とカイロとイギリスとかが舞台になる、とてもアートな映画。高校生のときは洋書で全部読むくらい好きだった、その映画に描かれた世界とそれを彩るコトバがすごく魅力的だったから。

そうして、ゲストハウスに入り、水のシャワーを浴びる。バンコクの夜は長いし、、、、といことで、午前1時を過ぎてもネオンもストリートに流れる音楽もやまない無国籍地域、カオサンに僕らは繰り出した。


(つづく)
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by sipoftip | 2008-08-16 00:40 | 旅行

うまくまわす-8月10日-



どうもうまく回りません。

「らしくない」感じです。




ちょっと集中して時間をとりたかったので、週末は東京を離れたのですが、体調を崩し、ほぼ機能不全・・・(・・;)


平日に仕事で思いっきり頭を使うせいか、体に疲労がたまっているせいか、どーも週末に思うようなパフォーマンスが出せません。まずいなあ、あまり時間がないのに。。。と思いながらも、単にてんぱって全てがめちゃくちゃにるほど若くもないので、なんとか壊れかけの機械をだましだまし使うかのように自分を動かしていた、そんな土曜日。ちょっと衝撃があると、がらがらと崩れそうなそんな微妙な線の上を渡っていました。期待よりもはるかにゆっくりだけど、ぎりぎりの
スピードで回っている、そんな感じ。


<以下は現実社会の自分をうまく回せるように、頭の中にあるものを外部化して、新たなスペースを確保するために書いている、ちょっとプライベートな内容(いつもプライベートな内容だけど・・・)なので、多くの方の興味に沿わないかもです。予め(・・;)>



そんな中、両親と会いましたが、どーもこれもうまく回らない。

いつもなら母親の無邪気な(かつKYな)コメントもふつーにスルーできるくらいの余裕はあるのですが、今回はちょっと失敗気味。会ってから、「仕事しすぎで余裕ないんじゃない?」とか「もうちょっと愛想よくしたら?」的なごもっともなコメントから、「何か髪型変よ。」、「ずいぶんと仕事でやつれたわね。」、さらには「「容姿が衰える前に結婚しないとまずいんじゃないかしら。」なんていう余計なお世話系の(そしていつもながらの)コメントまでいただいたものの、若干返しにウィットを欠き微妙な感じに(・・;)。その上、「ねえねえ、私って実年齢より若く見えるでしょ」「ゴルフ、この間すごくスコア良かったのよ!」というこれまたいつもながらのコメントをもらっても、十分にユーモアの聞いた打ち返しをする気力・体力もなく、会話が宙に浮いてました(><)。

もっとも、「結局、仕事なんて他人の仕事なんだからちゃんと自分のカラダは自分で気をつけなさいね」という超まともコメントもありつつ、他方では、キャリアについて話していたとき「え!パートナーになるっていう選択肢もあるの?」みたいな、まるで息子がパートナーになれないと思っていた風の反応をされてしまい、若干へこむところをずいぶんとひきづったり(もっとも、天邪鬼なので親からパートナーになることを期待されたら「ふん!それだけが俺の人生じゃないぜ」と突っぱねるのですが、逆に息子に対してあたかも「パートナーになれる能力もないのに、自分を擦り減らして目標もなく働いている的なイメージ」を抱かれているかのようで、それもまたそれで面白くないというか、そんな印象の発言だったのでそれはまた感情的に反発してしまう大人気ない自分がいたり。)

でも、別に親も悪意があって、そういった数々の伝説に残りそうな発言をしているわけでなく、内心はすごく息子のことを心配していて、また、期待もしていて、でも、不器用だったりして、多少ゆがんだ形で息子への愛情みたいなものが出てきているだけってのは分かるのだけど。。。
かえるのこはかえるだったして、そんなゆがんだ親からのコメントをさらに捻ってかえしたりして、コミュニケーションはさらに難局化する。これはきっとDNAのなせる功罪なのかもしれない。


「親が昔から子供ために少しずつ積み立ててくれたオカネ」的なものをもらいました。わお。今でも覚えていますが、僕がしょうがっこのときは、オカネがなくて電話がつながっていなかったり、夏でも全然冷房が効かなかったり、さほど裕福な記憶はなかったので、そんな中でこういう形で少しずつでも何か自分のことを考えてくれているとは。なんか僕が寝静まった後の夜中に、親父が母親と、「今月の稼ぎのうち、●●円くらいまでなら息子に回せるかな」なんて薄暗いアパートの台所のテーブルで話している情景がぱっと浮かんできたり。そんな光景がずっと小さいときから続いていたなんて。

なかなか「素直になる」ことができず、「不器用な」親子関係だなあ、とつくづく感じるのですが、少なくとも他の親子に負けないくらいの結びつきはありますね。

ちなみに、このブログも、実家にまったく顔を出さず、なかなか上記のとおり不器用なコミュニケーションしかできない親子間のコミュニケーションをもうちょっと風通しよく出来ないかな、というのがきっかけの一つであります。また、せっかく育てた息子が実家を出たらあまり連絡取らず、というのでは寂しいだろうから、「実はやつはこんなことを考えている」みたいな発信を少しでもすることで、親が「自分が育てた息子はこうやったメンタリティで生活して、こういった人間になって、こうやって生きているんだな」という、いわば子育ての後日談をプレゼントする、みたいな意味もありつつ。あと、さすがに夫婦も30年も続くと話題が尽きてくるかもしれませんので(笑)、息子や娘が実家を離れた後にも夕食で定期的な話題提供をこのブログを通じて行うことで、結婚生活がうまくつづく一助となればという(粋な?余計な?)計らいでもあったりするのです(もちろん他にも理由はありますが)。

だから、マクロには親子関係はうまくまわっているのですが、上記のようにミクロなひとつひとつの会話はことごとくズレていたり、まー、とにかく土曜日はうまくまわせなかったな、と反省。

上記のような母親から無邪気に繰り出されるコメントを鮮やかに返し、うまくエスプリに収斂させる技術を使えるようになったのはおそらく高校生くらいからと記憶していますが、いまだに体調がわるかったりすると、空振り三振をしてしまうのだなあ、と実感。



次に親に会うときは、もうちょっと、うまくまわそう。




体調が崩れたり、平日の疲れをキャリーオーバーしていたり、
どーもイメージどおりにまわすことができていません。




そして、最近は、飲みの誘いとか、花火とかバーべキューとか、スポーツとか一般の活動全般的に若干付き合いが悪い傾向にあり、ちょっと不健全な感じ。そういう意味でもまわってないなー。それでいて、全体の歯車があっていないとじゃっかんキビシイですね。しかも、平日は何故か気合を入れないと出来ない仕事が多くて、かなりキャパがせばまっており、逆転シナリオが望まれる状況。





でも、こういう展開の方が逆転のシナリオを描くのがわくわくします。



脳みそもカラダもバーンアウトしていた土曜日は割り切って↓な感じにすごしました。一抹の夏って感じ。



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こんな小道を通っていくと

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やがて川に出て


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橋を渡ると海があって、

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ビーチではバーべキューやら、フリスビーやら、

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それはそれで楽しそう、と思いながらも、
堤防に落ち着いてみる、

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ねっころがって足の間から海を見たり、


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その横で少年がかにを取っていた。

こんにちはー、そう少年の母親が挨拶をしてきた、

ずいぶんいっぱいますねえ、

えー、すごいでしょ、

びっくりです、僕も昔はよくここでカニとってましたよ、
彼みたいに

そうなんですかー、じゃあ、今度は一緒にやりましょうねー

おー、いいっすねー、じゃ、僕、元気でね

ではまたー!


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しばらくして海岸を走る

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海岸を走るときの砂浜のふみ心地が好き。
本当ははだしで走っても良かったかもしれない。

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そうしているうちに、日が落ちてくる

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夕焼けのかかる海にあるものはすべてアート


ライフガードも、日が沈むのを一向に構わず泳ぎ続ける少年も
海に飛び込んだ、ずぶぬれの犬も。


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少しずつ、頭の緊張がほぐれ、かみ合わないコミュニケーションのわだかまりが取れ、
体が息を吹き返してくる気がした。


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by sipoftip | 2008-08-11 02:16 | 雑感

170ドルの価値と色違いのバッグ-8月7日-




170ドルといって何を思い浮かべるだろうか?



そう、TOEFLの受験料(高いよねー。、ETS!!)。




一応、「もし8月に点数が出ていなかったときの
ために」という理由でずいぶん前に申し込んでおいたもの。




先週はずいぶんと忙しく、週末に受けるべきかなーと思いをめぐらしたところ、


・もう少し取れる気がするけれども、既に一応の点数は出ており、他の事と
 くらべてどの程度重要性が高いか、

・TOEFLの受験時間+往復の時間とかを考えると、少なくなくとも3-4時間
 はかかるけど、実際に自分が週末の休み時間をとるために平日どのくらい
 働かなければならないか

・170ドルを稼ぐために自分がどのくらいの時間を働かなければならないか

・その3,4時間に他の事をやることのメリット(=TOEFLを受験して
 その時間を他に充てられないときの機会損失)

とかをぱっと考えたら、TOEFLはぶっちするのが正解と特に迷うことなくう決断。
ぶっちしました(・・)

でも、やはり庶民なので「170ドル返せー!」なんて思ってしまいますが、今回の
170ドルは「8月までに最低限の点数が出ていないときにリカバーできるチャンスを
確保するリスクヘッジのための料金」ということになりますね。


****





似て非なる事例~同業の女友達の場合~





日々多忙な業務に追われる彼女は、たまに休日に買い物に行く。



ブランド物が好きでおしゃれ好きな彼女は、買い物に行くことが大好き。


デパートとかでバッグとか服とかを見て、気に入ったデザインがあると


「かわいー!!」


とか思って手に取る。でも、良く見ると、いくつか色違いがあった。




それぞれ見ていると、どれも可愛い。そこで、彼女は思いをめぐらしたところ、


・このデパートへの買い物に来る休日の時間を確保するのに
 自分がどのくらい働いたか(→幾度のプレッシャーのかかる仕事で夜遅くまで
 働かなければならないだろうか・・・)、

・もしある色を今選択して、後になって「あっちの色の方が可愛かったー!」とか
 後悔することになる。そうなると、次に買いに来ることができるのが
 いつになるか、

・今回の買い物の値段を稼ぐのに自分がどれだけ働かなければならないか(→ 
 わりとあっさり稼げるのではないか)、

などをぱぱっと頭で考え、そして、迷った色違いを値段を見ずに(→ここポイント、笑)
全部買う。

このとき、「あっちの方が可愛かったー!」と後悔するリスクをヘッジする料金も
値段に含まれているのかもしれません。

おい!と叫びたくなる気持ちもわかりますが、ご参考まで(笑)。

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by sipoftip | 2008-08-08 00:59 | 雑感

行き先を決め、飛行機に乗る~Getaway in Asia②~

「インドに行くとさ、人生観が根底からくつがえる体験をいくつもするよ。」


はて、バックパックとしてどこに行こうか、そんなことをぼーっと考えていたとき、友人はそう言った。20世紀少年のオッチョもインドに行って化け物みたいになっていたっけ、そんなシーンも思い出された。

アメリカにいたころのホストファザーとかは、

「インドはねえ、確かにすごく興味深いと思うんだよ、でも、こうして年齢を重ねてくると、もう少し綺麗なところに行きたくなったりするのさ。だから、インドは面白いとは思うけれど、実際に行くとちょっと躊躇するなあ。」

なんて言っていたなあ。


ジョンレノンもインドに言っていたっけ。そういえば、うちの父はガンジーにもジョンレノンに似ている。


「はじめてのバックパックにインドはちょっとキビシメ。最初は東南アジアのタイ・カンボジア・ベトナムあたりがお手ごろ。」なんてことも、雑誌とかには書いてあった。でもさ、そういわれると、逆に行きたくなってしまうのよね。


まあ、そんな情報を色々と見ているうちに、心の中で行き先は「インド」と直感的に決まってた。


***

さて、どうやって?


よく調べてみると、インド・ネパールはセットで行くと面白いらしい。


文化のコントラストが良く見えるみたい。


しかも、ヒマラヤ山脈あるし、人はインドほどアグレッシブじゃないし、いいところだよー。

友人は言う。

そんなオススメもあり、インド・ネパールのルートにすることを決定


*********


「世界中のバックパッカーがカオサンに集まる」


「旅行という観点から見ると、カオサンは世界の中心だ。世界各国への格安チケットが出ているのだから。」


(カオサンとはバンコクの有名なバックパッカー街。映画「ザ・ビーチ」にも出てきた。)


そんな友人のコトバにも惹かれ、まずは、バンコクに行き、そして、インド・ネパール行きの
チケットを入手していこう。

旅程はファジーに、それがバックパッカーだから。



そんな次第で、成田⇔バンコクのエアーチケットと少々の着替えだけを持って、東京を旅たった。



分かっているのは、約1ヶ月後にバンコクから東京に帰るということだけ。




分からない世界に飛び込む。いままで自分があったこともない人たちにあって、いろいろな世界が見れる。



まるで、コンスタントにヒットを打つイチローのようにコンスタントに勉強をしていた、そんな
司法試験の自習室という世界にいたこともあり、目の前に広がるあまりにも未知な世界に心は躍るばかり。





****



さて、飛行機に乗り込む。


隣の席の人は、初老のおじさん。


どうやら中小企業の社長さんっぽくって、タイにゴルフをしに行くらしい。


安いし、おいしいものはあるし、良く行くんだと。



一瞬「やくざ屋さん?」と思ったが、実はそうでもないみたい(と思う)。でも、べらんべえな感じ
のところもある人だった。きっと、仕事をすると厳しい人なのかもしれない、話していてそんな印象を抱く人だった。




どうでも良いけど、僕はメガネをかけると頭良く見えるらしい。



飛行機でもふんふん話を聞いていただけなのに、


「いやー、君は何か他のワカモノと違う雰囲気だなあ。
これからどこに旅行するの?」


と聞かれた。


「うーん、はっきり決めていないけれど、インドには行ってみたいなあ、とは思っています。」


そういうと、そのおじさん、「そっかー、インドは僕はいったことはないけどねえ。
君みたいなワカモノにそういった外の世界を見てもらって、それで日本を引っ張ってほしいね。」


なんて調子のいいことをいっていた(・・)。



別れ際に連絡先を一応でも教えてもらう流れかなー、と思ったけど、そのおじさん、
先を切って、


「いやねえ、僕はもう既に引退したさすらいの身だから。君にはこれからがある。
話せて楽しかったよ。君みたいなワカモノがいるって楽しみだなあ。」


なんとなく大物風?なコトバを置いて、彼とは飛行機の中で別れを告げた。




そして、飛行機を降りて、ゲートを潜り抜ける。

飛行機を降りる瞬間、飛行機の扉のすき間から、むわっとした熱気が顔を撫でた。


ついに着いた!そんな気分にさせる熱気だった。

(つづく)




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by sipoftip | 2008-08-07 06:25 | 旅行