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「不祥事」いろいろ



不祥事ってなくならないですね~,こういった流れを機に不祥事が起こらないように内部統制
などを整備し,対応するということが必要かも。山口先生のブログとか,この辺りが熱いですね。

せっかくなので「攻めの経営」として,コンプラが徹底していること,不祥事がないことを積極的にアピールして欲しい物です。これをさらに株価につなげていくには,もう少しステップ(戦略的な広告等のアピールなど)が必要なのでしょうが,その辺も別の機械に考えてみたいです。

不祥事って,流行廃りがあるのでしょうか(?)。というより,おそらくいたちごっこなのでしょう。


最近のはやりだと,やはり食品関係でしょうか。

11月28日付読売新聞によると,GODIVA(ゴディバ)のチョコレートに金属片が入ってたみたい↓クリスマス前なのに。。。(TT)

「高級チョコレートの輸入販売「ゴディバジャパン」(東京都港区)は28日、クリスマス用商品「クリスマスカレ ミルクキャラメル」(100円)について、金属片が混入した商品が見つかったと発表した。」


11月28日付日経新聞では,「マックシェイク」が12年前から期限切れ原材料使用だったとか。↓俺も食べに行ったことある店舗だし(TT)

「「サラダ類の調理日時改ざんは大塚駅前店を除く3店舗が2001年12月から、大塚駅前店は02年7月から「サイドサラダ」「新サラダディッシュ・クリスプチキン」「同・グリルチキン」の3品目でほぼ毎日、日時のシールを張り替えていた。」


ほかにもいろいろ。

ちなみに,不祥事にも流行廃りがあるってことは,今こうして食品業界が叩かれている間も,規制をかいくぐって,どこかの業界が不祥事を仕込んでいるのです。こうした先見の明がある(??)人達は,矛先が向けられる前に引退し,後追いで逃げ遅れた人がすべてを背負う。

不祥事って,多かれ少なかれ,こういった構造なのが一般的かもしれません。

まるでエンロン事件でも,破綻前に引退できた人は,個人財産を守り抜けてるけど,破綻に巻き込まれた人達は,ババを引かされているし。

こうやって不祥事が増えると,弁護士の活躍の場が増えたりして,それはそれでビジネスチャンスじゃん,というとらえ方も可能です。

さらに,弁護士,会計士のみならず,不祥事の流れに乗った動きとしては,これ↓

藤井組の不祥事占い

個人的には結構好きです。今回は,本当はこれだけ紹介しようと思ったのに,随分とだらだら前置きが長くなってしまいました。

ちなみに,僕の不祥事は「捏造」だそうです。うーん。。。w
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by sipoftip | 2007-11-30 02:57 | 雑感

かつて何気なく日々降りていた坂道の端っこに寄ってみた




いつもの生活を抜け,ちょっと寄り道して,
昔いた場所に戻ったときのこと。

「いつもの生活」といったベクトルもなく,自分の生活を支配する
「日常」という大きな流れから,一端,身を止めてみた。

そして,自分の身長から見る風景じゃない。素通りしている
ような場所から,いたずら半分に色々と見て,考えてみた。
こんな風に↓。


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四角形にはいくつもの線が引ける。

直方体にも無数の面が存在する。

これと同じように,今いる世界にも無数の切り方があるはず。

そんな3歳児でもわかりそうなことを,よく忘れてしまう。

たとえ意識していても,流れの中にいるううちは,それがどんな流れか
はっきり分かることは至難の業。流れの中にいることすら
忘れてしまうこともある。

本当は,そんなこと所与の前提でも,やむを得ないこと
でも何でもないのに,そういった様々なことを前提にしていまう。

世界には本当は無数の切り口があるのに,日常生活の中で,
気づかないうちに,そのことを忘れてしまいそう。たとえ自分が「日常生活の流れ」
にいて,本当は世界は色々な形で切れるんだよ,と強く意識的したとしても,
やはり忘れてしまいそう。

昔生活していた場所に戻って,ふと時間があって,ふらふらしていたら,
そんなことが頭をよぎっていましたw
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by sipoftip | 2007-11-29 03:02 | 雑感

今更ですが・・・脳内カレンダー

若干古いネタであり、ご存知の方も多いと思いますが、
この間職場で一瞬はやったのが↓

カレンダーメーカー

ウィキペディアにも載っていて,1週間で500万アクセスを超えたとか。

他人の名前を入れながらみんなでやるのが結構面白い。自分に自信がありそうな人が不本意な結果にふてくされているのを見て、ちょっと面白かったです。以下,雑感♪

①おそらく一瞬だけでもすごく盛り上がることを想定していると思う。
「少しだけの時間」を「より多くの人」から集積する形でアクセス数を高め,サイトの収益性を向上しているかな?その「瞬発力」はすごいと思う。

②このソフトって片手間に出来てしまうものなのでしょうか。作者がどんな意図だったのか,気になるところです(もうけるため?単なる趣味?戦略的に仕掛けてるの?それとも自然現象?)

③全くの素人ですが,このソフト,どのくらい作るの難しいんだろう?他の技術者がどの程度追随可能なのだろう?(技術分かるひとはすぐ作れたり!?)

④次の一手は何だろう?(そもそもあるのか?)「脳内メーカー」が流行ったことを受けて,その類似製品を作るのはある意味セオリー通りな気がするが,その次は?こんなにアクセスが集まるのを(アクセスが集まっているうちに)活かさない手はないような気もするが。。。(そういった発想自体が凡庸なのだろうか・・・w)

④最初のマーケティングをどうやったのだろう?

イノベーター理論(下記参照:「流行」wikipedia:Nov 28,2007)によれば,イノベーターと呼ばれる人を取り込むのが流行の発端となる一つのセオリーとされているみたいだけれども,ネットにいるイノベーターをどうやってみつけるのだろう?または,最初に火がつけば一気に広がる可能性に賭けて広告の初期投資をバーンと打ったのかな?

「クチコミ力」とはいうものの,最初のフェーズがどうなっているか,気になります(多分セオリーはないが。)。

(参考)

「イノベーター理論
イノベーター理論は、1962年にスタンフォード大学の社会学者であるエベレット・M・ロジャースによって提唱された。特定様式が流行する過程において、その社会を構成するメンバーを分類したものである。

①イノベーター(Innovators:革新者)
 新しいものを進んで採用するグループ。彼らは、社会の価値が自分の価値観と相容れないものと考えている。全体の2.5%

②アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者)
 社会と価値観を共有しているものの、流行には敏感で、自ら情報収集を行い判断するグループ。オピニオンリーダーとなって他のメンバ ーに大きな影響力を発揮することがある。全体の13.5%。

③アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者)
 ブリッジピープルとも呼ばれる。新しい様式の採用には比較的慎重なグループ。全体の34.0%。

④レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随者)
 フォロワーズとも呼ばれる。新しい様式の採用には懐疑的で、周囲の大多数が試している場面を見てから同じ選択をする。全体の34.0% 。

⑤ラガード(Laggards:遅滞者)
 最も保守的なグループ。世の中の動きに関心が薄く、流行が一般化するまで採用しない。全体の16.0%。中には、最後まで流行不採用を 貫く者もいる。 」


ふと脳内遊びが一段落すると,色々と気になってきました(笑)。ちなみに,自分は流行に関してはおそらく④あたりかも?または「流行が一般化しても採用しない「脱落者」(dropout)」だったり(・・;)

参考までに私の脳内。意外に当たってたりw


参考までにカレンダー。結構、理想系かもw


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by sipoftip | 2007-11-28 05:40 | ビジネス

「ナマ」バナナの叩き売り



契約交渉,特に価格交渉の場面で聞くコトバ

「うちだってちゃんとしたビジネスやってますし,バナナの叩き売りじゃないんだから,
この不動産の買値をそんな風に下げることはできません。」


「相手方,値段下げてきましたねー。もうバナナの叩き売りみたいですね」

たまにそういう会話を耳にします。

旅行とかでも,

「バンコクの屋台は言い値で買っちゃ駄目だよ。
バナナの叩き売りみたいな価格設定だから(言い値で買うとぼられるよ~)。」


という会話もしたことがあります。

でも,リアルなものは見たことがありませんでした。初めて見ました。

生バナナの叩き売り↓ある種の感動を覚えましたw








まさかと思って「バナナの叩き売り」でググッてみたらあるじゃあありませんか。

ウィキペディアによれば,
「バナナの叩き売り(-たたきうり)は、八百屋、露天商、的屋が行う、独特の口上を述べながらバナナを露天で売りさばく商売形態、いわゆる啖呵売のひとつでもっとも有名なもの。大正時代初期に福岡県北九州市門司区の門司港周辺で行われたのが元祖といわれる。」


と。さらに,バナナの叩き売りの発祥については,

「バナナは明治後期以降、台湾の日本併合などによって大量に輸入されるようになり庶民が気軽に購入できるようになった。通常、バナナは完全に熟していない青いうちに日本に運んできて、問屋で熟成させて各地に出荷される。しかし、輸送中の船内で熟成が進みすぎたり、傷がついたものは商品価値が大きく落ちてしまう。そのような格落ちバナナは、現在ではお菓子やジュースなどの加工品として利用されるが、当時はそのような技術がなく、廃棄する他なかった。それを地元の大道商人の元締めが安く市場から買ってきて、門司港につながる桟橋通で、安く売り子に売らせたのが、叩き売りの始まりとされている。」

と。

バナナの叩き売りのはじまりについて一応の歴史的・
社会科学的な整理がされていることについても,ある種の感動を覚えました。

そういえば,昔,福岡県の門司に遊びに行ったとき,

「バナナマン」

なる奇怪な銅像があり(画像はこちら),

何故門司にバナナ??というか超不細工,というか若干キモイ

と思いつつ,バナナマント並んで反射的に写真をとってしまったことがありましたが,上記wikiを読んで,何故そこにバナナマンなる銅像が建っていたか,やっと合点がいきました。発祥の地なんですね。

しかも,日本が台湾を侵略・併合して台湾から食料の輸入が活発になったけれども,それが痛むから処分するためにバナナの叩き売りが始まった。そうすると,バナナの叩き売りって,門司に生まれるべくして生まれたものなんだ!と妙に感心しています。歴史的な産物なんですね。

それにしても,バナナの叩き売りって通常は非論理的,なあなあな価格設定の手法として,ある種「文化的に低レベルな行為」という位置づけ,イロジカルの代名詞として用いられることが多いと思いましたが,立派な日本の文化なのですね。

実際,上記画像をナマで見たときもすごい面白かったし。是非将来に承継すべきサブカルチャーかと思います。もう小バカにしません。

>バナナの叩き売りの方

今までココロのどこかで見くびってました。
すみませんでした。
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by sipoftip | 2007-11-25 03:06 | 雑感

「カラダ」について思うこと(その2)~脳とカラダの関係~



前回、「給料には、(働くことに伴う)カラダを傷つけるコスト」が含まれていると書きましたが、もうちょこっと考えを進めました。

働くことがそんなに悪いなら、働かなければいい。もしお金が必要なら最小限だけ働けばいい、ということになりそうです。お金を沢山稼いで働くのも「将来働かなくていいため」である。その上で、「カラダにできるだけいいことだけをして生きていけば、それでいいはず、みんなそれを望んでいる」、、極論をいえばそうなりそうです。

でも、みんながカラダだけを考えているわけではない。カラダに悪い職業だと知りつつも、「美容師になりたい」「医者になりたい」とか思うヒトも沢山いる。なぜか?巷でいわれるように「自己実現」のためなんじゃないかと思いました。


●自己実現とは?(マズローの欲求段階説)

ウィキペディアによれば、「自己実現理論」とは、アメリカ合衆国の心理学者・アブラハム・マズローが提唱した理論であり、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものである。」とのことです。

具体的には、人間の基本的欲求を低次から

①生理的欲求
②安全の欲求
③親和(所属愛)の欲求
④自我(自尊)の欲求
⑤自己実現の欲求


と5段階に分類した上で、「下位の欲求が充足される事により、上位の階層へ移行するものとした考え」です。「階層説」とも呼ばれるみたい。↓な感じのピラミッド、結構有名かも。




ちなみに、ピラミッドを登りつめたヒトの特徴としては、「客観的で正確な判断、自己受容と他者受容、自然な態度、自発性、自律、心理的自由など」が挙げられるようです。ただし、「優秀な人ほどこの段階を駆け上がるのは速いが、自己実現を果たし、自己超越の域に達する人は極めて少ない。数多くの人が階段を踏み外し、これまでその人にとって当たり前だと思っていた事が当たり前でなくなるような状況に陥ってしまう」ということもあるようです。

ポイントとしては、
①われわれは↑のピラミッドを登るように要求付けられている、
②ピラミッドを登るのは結構大変
③ピラミッドから落ちると、色々当たり前だった要求が満たされない状態になり、より「下位の欲求の充足」に 苛まれることになる、


ということ。要するに、欲求(欲望)を満たすため、言い換えると、「脳が快楽を感じるため」に働いているという側面があるということかな。

●余談ですが、自己実現とキャリアとの関係

余談ですが、キャリアを選択する際にも、この欲求が関係する気がします。

★まず、①生理的欲求(physiologcal)、②安全の欲求(safety)を満たせるだけの職業(=最低限の生活ができる職業)を選ぶ。「食うためには働かなきゃならん」という基準をもって仕事を選ぶイメージかも。

ワーキングプアと呼ばれる人々は、ここで苦しんでいる(struggle)しているのかもしれません。ひょっとしたら、深夜のタクシードライバーをしている方とかにも、ここにカテゴライズされる人がいるかもしれません。

★そうやって働いて稼いだお金で友達と遊んだり、恋愛、結婚をして生活をエンジョイすることが③親和(所属愛:Love/Belonging)の欲求を満たすことになる。

★そうやって安定してくると、より「仕事ができるように」とか「自分が認められたい」「尊敬されたい」と思うようになり人に「すごいね!」「立派だね!」「エリートだね!」とか言われる仕事に就きたくなる。④自我(自尊)(Esteem)の欲求。

★そうやって自分が認められるようになると「自分の能力・可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求 」、つまり⑤自己実現(sef-actualization)をするようになる。

決して超高額ではないけれど、①一応の給料をもらって第一段階、第二段階の欲求を満たし、③家庭を持つことで第三段階の欲求を満たし、④会社である程度認められることで第四段階の欲求を、⑤そして会社を通じた社会貢献に一社員として貢献することで「いいことしてるなー」と感じ、第五段階の欲求も満たされるというのが、(おそらくサラリーマンさんに多く当てはまると思われる)典型的な成功パッケージでしょうか。

もちろん、第四段階、第五段階の欲求が「完全に満たされている」わけではないけれど、「そこそこ満たされている」という状態が多く、また、第三段階の欲求を満たすことも実はひじょーに難しいわけですが。

また、ほかの人に認められようと働きすぎて家庭が崩壊すると、「④自我の欲求」を満たすべく頑張っていたのに、気づいたら満たされているはずの「③親和の欲求」が満たされなくなったり、自己実現のために働きすぎでカラダを壊し、「①生理的欲求」が満たされなくなったり。

そうやって階段を上ろうとしつつ、色々なステップを行ったりきたりしているのかも。人生は階段の上り下りともいえそうです。(味気ないですが。)

(ちなみに、必ずしも低次の欲求を満たさないと上位の欲求を満たせないわけでもないし、そういった意味でマズローの欲求段階説も物事の整理に便利、というだけであり、全面的に賛成しているわけではありません。また、マズローも「欲求が出てくる順番」を踏まえてピラミッドにしただけで、「欲望そのもの」に優劣をつけるわけではないと理解しています。なお、おそらく心理学の研究により上記理論も進化・細分化していると思いますが。)

●話は戻ってカラダとの関係

働くことも自己実現、つまり欲求の充足、さらに言えば脳の快楽のためという側面も
もっているといえそう。そうすると、「脳の快楽のために働く代わりにカラダを傷つける
コストを支払っている」
のかも。

やっぱり、精神は脳に宿っており、カラダは脳をメンテナンスするツールだという立場に立つと、
脳が「主」でカラダが「従」ということになるでしょう。

だから、脳の欲求のためにカラダを傷つけても働くことは十分に納得できる話です。たけど、
カラダが脳のメンテナンスをしており、カラダがないと脳が機能しないからカラダにも気を使う。

その微妙なバランスを(無意識のうちに)とっているのだなあ、と。

(おしまい)
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by sipoftip | 2007-11-24 13:20 | 雑感

「カラダ」について思うこと(その1)~鍼に行ってみた~



木曜日は仕事で徹夜→金曜は朝9時から午後3時まで睡眠

というわりとハードワークだったので、両親の勧めに従ってカラダのリフレッシュを試みるため、
「鍼」に行きました。といっても、今回で2回目ですが。ちなみに、友人に「鍼に行った」と言ったところ、「ばーちゃんみたいだね」と言われましたが(・・;)なお、今日言った鍼の先生は「スポーツ鍼」的なものであり、プロスポーツ選手(Jリーグとか)も看ているということらしいっす。

●鍼は痛いか?

ウィキペディアによれば、

「主にに中国医学やその影響を受けた伝統医学(チベット医学や
モンゴル医学)の理論に基づいて専用の鍼(針)を用いて皮膚・筋肉
などを刺激することにより生理状態を変化させ、病気を治療する医術。」

とのこと。今回、実は2回目。

「鍼」って文字通り「針」を体の中に刺します。でも、全然「痛く」はありません。
「針」といっても、裁縫に使うような針ではなく、髪の毛よりも細いみたいです。うつ伏せになっていると体の中に鍼が入っていることすらわかりません。

針が体の中に入り、筋肉の付け根や、筋(?)を刺激するそうです。このときはじめて
「じーん」という感覚とともに、体の中がつつかれていることがわかります。

特に「痛い」わけではないけれど、「異物感」はあります。気持ちいいかといえば、個人差はありますが、私は嫌いで、どちらかといえば、「やらなく済ませたい部類のこと」ではあるけれども。

でも、そうやって、体に「異物」を入れた際に体が適切に反応し、それにより「白血球」などが活性化し、結果的に体がよくなるという作用もあるみたいです。そーいうtipsを与えられると耐えるインセンティブも生まれます。話術だったり(笑)

●先端恐怖症についての予断

先端恐怖症のヒトは「鍼」はだめだそうです。そりゃそうだ。
でも、病気とはいえ「先端恐怖症」「高所恐怖症」ってすごくナチュラルなことだと思うのです。

「人間はそらをとべない」ということは歴史的にも科学的にも明白であり「高いところに行って落ちたら怪我ないし死亡という結果が待っている」ということも、それこそ小学生でもわかります。

だから、「高いところに言っても平気」というのは、その場所への信頼があって初めて生まれるものですが、そもそも高い場所への信頼(=建築物が丈夫だとか)をよせられるほど、検証しているのでしょうか?高所恐怖症のヒトは、そうやって(無意識的に)「高いところにいることで生ずる身の安全に対するリスク」を軽減する行動をとっているわけであり、「のうのうと高いところにいっても平気なヒト」(=例えば、自分(・・;)に比べれば、「生存する」という本能に忠実なのかな。と。

先端恐怖症についても「カラダの中に入ってくる異物を除去する」方がやはり「生存に対するリスク」を軽減することができるので、実は特にビョーキというには失礼なんじゃないかと。

「高所恐怖症・先端恐怖症のヒトたちが無意識的に避けているリスクを検証もせずに受け入れている」点でふつーとされる人々の方が合理的じゃあないような気もするのです。

●背骨が曲がっているようだ・カラダは傷ついている

こう言われました。どうやら仕事をしているときの姿勢が悪いみたいです。

①右利きなので、どちらかといえば右(特に背中部分)に偏って筋肉がつく。
→筋肉が偏って引っ張られる結果として、背中が曲がる。

②PCを使う際に前かがみになっている。
→肩に不要な負担がかかっている

という2点がポイントみたい。「このまま放っておくと腰痛になるリスクが非常に高い」といわれて、大変なショックを受けました。「腰痛」っておばあちゃんがなるものだと思ってました。でも、よく聞くと「腰痛の小学生」とかもいるみたいです。「腰痛の小学生」すごく現代的な気もしますが、辛いですね(><)。。。

今日指摘されてすごーく目が覚めました。自分は結構スポーツもするし、体も特にメタボ(笑とかではないので、一応良好だとおもっていたので、それなりに衝撃でした。でも、言われてよかった。そもそも姿勢がよくないのもありますが、やはり長時間労働というのもカラダが少しずつおかしくなっている原因ではあるということ、そして、仕事で長時間働く対価(=給料・報酬)には、自分の体を削っている対価も含まれているということに。

この間、人生で何が大切?と聞かれたら速攻で「恋愛!」と答えそうな女友達が「健康!」と返答したことを思い出し、ふと神妙になるこの瞬間。

でも、スポーツ選手とかも体はある意味でぼろぼろにしているわけです。例えば、ピッチャーなんてずーっと右で投げているわけですから、ほうっておくと右と左のカラダのバランスがわるくならないわけがない。美容師、医者だって前かがみでたちっぱなしで、腰にすごくわるそう。

そのほかさまざまな職業において「働くということは体を傷つける効果を伴う」ということは通常のことです。そう考えると「渉外弁護士」という職業自体がことさらにカラダに悪いかどうかといえば、そんなことはないと思います。ただ、そうであっても、「カラダを傷つけるコスト」、「カラダを傷つけるリスク」に対してもう少し意識を高めてもいいかもしれないと思いました。

(つづく)
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by sipoftip | 2007-11-24 02:05 | 雑感

情熱の?フラメンコ~スペイン逃亡記⑩~

スペインといえばフラメンコ

フラメンコといえばスペイン


闘牛と並んでスペインの誇る伝統ともいうべきか。

フラメンコといえば,東京タワーの寺島しのぶを思い出してしまうのですが・・・つまり,不倫とかと結びついてしまうのですが・・・・あ,これはすごく映像が綺麗な映画だと思います。

ウィキペディアによれば,

「スペイン南部のアンダルシア地方に伝わる芸能で、歌、踊り、ギターの伴奏が
主体となっている。フラメンコの歴史と発展にはヒターノ(スペインジプシー)
が重要な役割を果たしている。さらにさかのぼると、ムーア人の影響もみられる。」

聞く方が早いですね。こんな感じ↓



今回行った場所はカフェ・デ・チニータスというタブラオ。

名門みたい。

大体夜の10時~と12時~の2幕あるのが普通みたい。
今回は,夜更かしを避けて10時~のコースを選びました。

ドリンクのみのコースだと,30-40ユーロくらいだった気がします。

場所は,「タブラオ」と呼ばれる舞台の付いたレストランみたいな所。

夕食付のコースとドリンクのみのコースと選べます。通常は,夕食付のコース
(=沢山お金を落とす)方が,良い席に座れます。

スペインって,昼食を14時位~,夕食を22時~とるのが普通らしく,
結構みんな午後10時からでも,むしゃむしゃ飯を食っていました。



踊り手の横にいるおじさん。ふつーの外見に見えますが,手拍子の早さが
ハンパないです。




ちなみに,フラメンコって,リズムが結構むずいので,安易に手拍子をしては
いけないそうです(というか,リズムが難しくてできない・・・)

さらに,踊り手のステップを踏む早さも尋常じゃない。
人間の身体は鍛えればここまで早くなるのかー。と妙に感心しました。


どーも舞台から遠かったからか,闘牛ほどのインパクトはなかったように
も思われます。とびっきりの芸術+美貌を期待しすぎたというのも原因かも。


スペインの一幕として。じゃんじゃん。
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by sipoftip | 2007-11-22 05:31 | 旅行

きっと死に向かっているのだろう





なんとなく,それはわかる。


でも,まだ死ぬわけにはいかない。


それに,理由なんかない。





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by sipoftip | 2007-11-21 03:19 | 旅行

「DVDと自白の任意性」を題材として(その2)

(前回のつづき)

そんなわけで前回はDVDによって自白の任意性が否定された
ことについて書きました。今回は視点を変えて,「自白」
そのものに焦点を当てたいと思います。

↓も関連トピックです。
カナダ人から日本の警察の取調に突っ込みを入れられた

●自白をとりにいく理由(その1)

一つは法制度上,「そのときどういうつもりだったか?」
を立証しないとだめな犯罪もある。

旦那(奥さん)さんがいるのに,別の男性(女性)とゴハンを食べに言ったとする。

それ自体がまったくアウトな行為かは議論があり得ますが,
そのとき「どういうつもり」でゴハンに行ったかというポイントは,
それが「犯罪」にあたるかの判断に重要ですね。

日本の刑法ではそんな感じで(!?),自白偏重を被告人の内心を立証
しなければならない。だから,自白偏重になりがちなのも
それなりの理由があるのかもしれません(それが正当化
されるべきかは別問題として)。

●自白をとりにいく理由(その2)

多くの犯罪は検察庁から裁判所にあげられる前にスクリーニングされます。

つまり,実際に犯罪をやったとしても,裁判所に送られないケースがある。
(軽い犯罪とか)

実務上,「こりゃ裁判所に行かないでしょー」という軽さの犯罪もある。

でも犯罪は犯罪。ちゃんと反省してもらわないと困るので,ちゃんと反省させる
ために自白を取りにいく。

ある検事さんが言っていた。

「彼らが今回やった犯罪は,殺人とかレイプに比べると,そこまで
悪くないかも知れない。でも,だからといって,彼らがしらを切りとおして
街に出て行ったとしたら,それでいいの?

今回に味をしめるかもしれない。犯罪ってやっても大丈夫ジャン,と思うかも知れない。
でも,そういった彼らが次に犯罪を犯したときは,もうアウトなんだよ。

だから,最初に捕まったときに十分反省してもらいたい,それが彼らの
社会復帰にとっても必ず役に立つと思うから。

だから不合理な言い訳は許さない。」


これも一理あると思う。きっと,そうやって「反省」するのも
日本人の特徴の一つかも。

でも,どんどん国際化が進む中で,こういった古き(良き??)取調も
変わっていくのだと思います。


●検察官もワルモノじゃない(検察官への基本的な視座の一例)

検察官だって弁護士だって

・悪い奴は処罰する
・やっていない奴(orその証明がない奴)は罰しない


という目的は一緒のはず。

取調の可視化が議論される場合には,

・警察・検察官はやってもいない奴を有罪にしようと
 密室で取調を行っている。とりあえず,起きた犯罪に対して
 誰かが罰せられればいいと思っている!

・刑事手続の適正は,近代国家では認められた憲法上の権利。 
 それが実質的に認められてないにも等しく,なんて野蛮な国なんだ。
 官僚・検察は頭が固すぎる!


といった(時には感情的にも思われる)議論が展開されることもあります。

でも,検察官だってバカじゃない。(組織の論理で動いているという一面が
あり得るにせよ)彼らだって,それなりのスジ(principle)をもって
行動してる。

刑事訴訟法の世界では,

「疑わしきは罰せず」

という有名なフレーズがあります。

「100人が捕まっているが,その中の1名だけが真犯人であることまでは
突き止めているとする。しかし,そこからの特定ができない場合,どうすべきか?」


という問いかけに対して,刑事訴訟法的には,

「『ひょっとすると犯罪をやってないかも』という合理的な疑いが残る場合には全員無罪」

というのが模範回答となります。でも,ある検察官が言いました。

「われわれは,必ず100人の中から1名を見つけ出し,その1名を罰し,
その他の99名を釈放する。その両方を実現させるのがわれわれの使命だから。」


検察官の発想をよく表していると思う。

取調の可視化の問題を本当に解決するには,単に可視化をするだけじゃなくて,
それを踏まえて刑事システムをどうまわすか,そういったマクロな調整が絶対に必要だと思う。

そのために,弁護士が声を上げつつ,裁判所や検察で共同して体制を作っていく必要があり
まさにその準備中なんだろうな,と。

あえてこてこての弁護士的な立場じゃない観点からエントリしてみました。

(おしまい)


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by sipoftip | 2007-11-16 04:00 | 法律

「DVDと自白の任意性」を題材として(その1)

最近めっきり刑事弁護の実務から離れがちですが,
時代は進んでいるみたい。

福岡のベンチャー弁護士さん
のブログで取り上げられていた↓のニュース。画期的だと思います。

録画から「任意性に疑い」と調書却下、大阪の殺人未遂公判


要するに,裁判官が取調の過程をDVDにとったのを見て
「殺すつもりがありました」という自白調書は信用できないと
判断したということです。

取調の可視化は勿論素晴らしいことだと思います。
でも,ポイントを浮き彫りにする意味も込めて,
敢えて視点を変えることを試みます。

●検察官はそのDVDを出さざるを得なかったのか。

記事によれば

「「西田裁判長は「殺意を否定しようとしたのを無視し、調書に沿う供述を
するまで質問を続けた」と指摘。「高齢で聴力が著しく低下しているのに早口
で次々に質問し、被告に不利な内容を押しつけていた疑いがある」などと批判した。」

(一部抜粋:2007年11月15日3時8分 読売新聞))

らしい。ここで,ふと沸く疑問。なぜ検察はこれを法廷に出したのか?

この調書が法廷に出る過程で,法廷及び水面下でどのようなバトルがあったかは
興味があるところです。

この調書を出せば,自白の任意性が否定されるリスクは検察官も分かっていたはずじゃないかと思います。少なくとも,殺人未遂で起訴する段階で,このDVDが法廷に出た場合において,
殺意の認定に及ぼす影響はぜったいに吟味したはずです。

そう考えると,検察は,もっと殺意の認定に有利になるDVDだけ裁判所に
提示し,最後まで弁護人が気づかせないという裏技もあり得たように思えます。

勿論,このようなリーディングケースで,意図的にDVDを選別し,その他の不利なDVD
の存在を開示しないなんてことをすれば,検察への信用はがた落ちでしょう。だから
開示したのかも。


そんな理由を差し引いても,もし検察がすべてのDVDの存在の開示をしていたのであれば,それは今回のように

「自白調書の任意性が否定された」

ということと同じくらい意義があると思います。

●別にまだ無罪が決まったわけではない

検察もバカじゃないので,調書を見て殺意が十分に認定できると踏んでいた
わけではない可能性も(十分に(*))あります。
調書の任意性が否定されたとしても,無罪と決まったわけではありません。

((*)もっとも,裁判官としては,任意性は認めつつ,信用性の問題として
総合処理することもできたのでしょうが。。。)

諸々の理由でDVDは全部出すとしても,その他の事情によって
殺意が認定できると踏んだのかもしれません。

例えば,

刺す部位,深さ,角度,凶器の種類,凶器の持ち方

などから,

「この刺し方をするなんて,実は死んでも構わないと思ったんじゃないの?」


という認定に疑義が生じるかが判断されます。なので,

調書の任意性が否定+有罪

というのもあり得るシナリオかも。

そうすると,勝負は

客観的な証拠をどう評価するか?

というのが主戦場になるはずです。

「本当にやるつもりだったのか?」

というのを,自白調書だけでなく,色々な客観的な観点から検討することで,
より多くの人が納得する判決・判断が得られるのではないでしょうか。


取調の可視の内容・影響を具体的に考えてみると,上に述べたようなものなんじゃないかな,
なんて思います。

●まだまだ課題はありそう

①本当に全部出しているのか?

検察が自分に有利なDVDも不利なDVDも全部出してくれれば
問題ありません。そして,検察がそうすると信じたい。

でも,それを検察がちゃんとやっているというのを
どうやって担保するか?


すべての取調にDVDがとられているかを確認するには
そもそも,取調の回数,時間等のどのような取調が
行われたかが分からないと困るはず。

あと,特に逮捕直後,取調の初期って,結構リアルに色々
話してくれます。だんだん刑事さんとかと話し,検事さんと話す
という段階になると,供述が「洗練」されてきて,迫真性
に欠けてしまうのかも

初期から一貫してDVDをとること,これを外部的に担保
することが必要なのかなと思います。

②改ざんの危険は?

取調べの最初から最後まで撮影されているか。

途中で不都合な部分が生じた場合,カットされるとすごく困る。
DVD-Rだと改ざんできないとも言われますが,
本当に本当に技術的にあり得ないのか?この点の疑問に
ちゃんと答えられるようにする必要があると思います。

ちなみに,外国人犯罪なんかだと、さらに映像の重要性が増す気が
します。

(つづく)

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by sipoftip | 2007-11-16 03:55 | 法律