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「働きマン」と天職



     *  *  *  *  *

嫌々仕事をこなしている日々、現場の人からはバカにされ、
本部からは見放され、プライベートは上手くいかず。

そんな中、ある日上司から通告を受けた、「他の部署に移ってもらう」と。

そのとき、動揺が走る、そして今更ながら、無性に
働く、こんな事を思いながら・・・・

「なんかな、こんなふうに後悔するなら、
もっとちゃんと、やっときゃよかったな・・・・

・・・この仕事のどこが好きか
考えてるヒマがあったら
どんどんやりゃよかったよ
今になってやってても遅せえよ」


     *  *  *  *  *

ふとしたことで手に取ったマンガ、「働きマン」第1巻147頁からの抜粋です。

●仕事へのスタンスという観点
読んだとき、若干自分のことを言われたかのようにドキッとしました。

つまらない仕事をしなければならない場合、いちいち心の中で不平不満を
言い、サボりたい誘惑と戦いながら仕事をしている自分がいます。

もっとも、プロとして恥ずかしくないクオリティの高い仕事をする、というプライド
があり、また、意に反してクオリティの低い仕事をしてしまったときの
後味の悪さは大嫌いです。

いい仕事をしようと思ったら、そうそう楽にできない、という当たり前の
ことですが、実践は難しい、そう思います。

●やりがい、という観点

他方で、仕事をするときに、本当にその仕事が好きか、やりたいことかを自問自答
しなければならないのは、ある意味で、天職にめぐりあっていない。

確かに、天職に巡り会える人なんて一握り、でも、せっかくの人生、
やはり探さずにはいられません。でも、その探すプロセス自体も楽しまなくちゃ
人生損ですけどね♪
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by sipoftip | 2007-01-22 01:47 | キャリア/コトバ/ロールモデル

Hotel Rwanda

「Hotel Rwanda」

という映画を見ました。
相当すごかったです。

何がすごいかというと,
映画の舞台となったルワンダ。

ご存じのとおり,ルワンダの部族対立は
一時的に国連の介入により国際社会の注目を
浴び,国連軍を含めた様々な国の軍隊が
部族対立による虐殺を止めようとルワンダ入りしました。

もっとも,その後の泥沼化する内戦の中,
駐在軍,平和維持軍がことごとく引き上げていく。
彼らの保護していた難民,対立部族からの虐殺の危機に
さらされている人達を置いて。

そんな駐在軍のお偉い将軍様達をもてなす
四つ星ホテルのマネージャーが主人公の映画です。
強いて言えば,シンドラーのリスト,ルワンダ難民版,
といえます。

以下,印象に残った台詞等をピックアップしてみました。


「ルワンダの虐殺状況を撮影したビデオが放映されれば,
きっと外国の人も助けに来てくれる」という主人公,ポールの問いかけに対して,
UN軍の将校は,

"They would say "Oh,it is horrible." And they keep eating dinner."

(彼らはその惨劇に驚くかもしれない。だけど,彼らは,そう言った後,
,また夕食に戻るんだよ。ってかんじかな?)

と答えます。


駐在軍に見捨てられたツチ族(当時虐殺の対象となった方)
は,色々なコネを使って外国の有力者に電話をするように
いいます。そのとき,ポールは,

”When you talked them. You have to hold their hand.
You have to let them understand that you would die
if they do not hold our hands.”(記憶なので不正確かも)

(彼らと話すとき,彼らの手を握らなければならない。
そして,彼らに話すとき,彼らにしっかりと理解してもらうんだ。
彼らが一度手を離せば,自分は死ぬのだと言うことを,みたいな?)


いつか,惨事が発生したときに,白人達に助けてもらえるように,ポール
は,白人の乗客らに高級な葉巻,ウイスキーを振る舞うなど,
一流ホテルのサービスを提供し続けた,あのルワンダで。
そうやって,自分がそういった欧米の国とのコネクションを保てている
と信じていたポールに対して,UN軍の将校が駐在軍の撤退を告げるとき,

"Split on me. They abondanded you. Rwanda is worthless for them."

"Why can you be the owner of this hotel? You are not white.
And you are not even nigger because you are African"

といいます。

それでも,ポールは,ホテルのマネージャーとして,そして混乱した従業員達を
統率するため,そして,軍隊にホテルに護衛をつけるように交渉する
ため,彼は常に冷静なホテルマンで居続ける。

そんな彼が,バスルームで全てに耐えきれず,泣き崩れる。



ポールは,フツ族,その妻は,虐殺の対象となるツチ族。
ジャーナリストが,ホテルにてインタビューの際,ツチ族と
フツ族の違いを訪ねたとき,現地の人はこう答えました。

「目,鼻が微妙に違うのかな。だけど,それは侵略をした際に
ベルギー軍が決めたこと。彼らが我々を選別したんだ」

と。そうやって生まれた部族がここまで対立するとは。


ポールの妻,タチアナは,ツチ族。フツ族から狙われています。
政府軍のほか,ホテルの外では反乱軍という民兵の略奪集団が
いつホテルに攻めてくるかわからない,そういったときに,
ポールはタチアナに

「民兵が攻めてきたときは,子供達と一緒にホテルの上から飛び降りてくれ。
ナタで殺されるよりも,ましだから」

そう夫に言われた妻,タチアナは,泣き崩れ,取り乱します。


虐殺の方法につき

「奴等は子供は皆殺しにするんだ。部族の子孫を残させないためにな。」


「ナイロビの蜂」もすごい衝撃でしたが,こちらも相当衝撃を受けました。
かくいう私も,"Oh, horrible, "と言った後,夕食を食べ続ける一人なのかもしれませんが。
そうならないのって,ものすごく難しいと思う。

この映画,いまだ消化できていません(・・;)
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by sipoftip | 2007-01-21 03:08 | 映画

「ナイフ」を読んで

ナイフを持つと人は変わるか??

先日,ナツイチということもあり書店で
『ナイフ』(著者:重松清)
をゲットし,読んでみました。

1 ナイフをもたない主人公

主人公は,かつて背丈が低いことでいじめられた
過去を持つサラリーマン。とっても背が低い。
大人になった彼の思考にも,常に
かつてのいじめの経験がつきまといます。たとえ
彼が意識せずとも,彼の深層心理に深く植え付けられた
劣等感。
だからこそ,息子にはいじめられるようなみじめな経験をして
欲しくない,そう彼は思っていました。
しかし,そんな彼の思いも届かず,息子は背が低かったことを理由に
いじめられていました。息子は彼よりも全然背が高いのに。
いじめられているのを悟られまいとする息子,それを察する父親。
表現しようのないやるせなさに苛まれていたある日,彼はナイフを手にします。

2 ナイフをもった主人公

彼は,そのナイフを手にした日から,深層心理にある劣等感
を拭うかのように強い態度をとれるようになりました。
「ポケットには,ナイフがある」
彼はそんな台詞を何度も心の中で復唱し,いままで引っ込み思案だった
場面でも強い態度をとれるようになります。
いつももなら「単なるチビの親父」と
バカにするであろうOL,町中の不良などに対して感じていた劣等感,
恐怖感を振り払い,もはや引け目を感じない。

3 ナイフとは?

①凶器として

そんな彼は,ナイフの鞘を外したとき,勢い余って怪我をします。
ナイフを借りて彼は今まで引け目を感じていた奴等と対等に
構えられるようになるのに,そのナイフで傷がつく。

②ナイフをポケットに入れるかどうかの選択

彼は,いじめられて家に帰ってきた息子にナイフを渡します。
これがあれば,安心だぞ,と。
父親がナイフを持ち歩く狂気に,妻は半ば言葉を失い,息子も
尋常な対応をできない。
だけど,劣等感,恐怖感に押しつぶされそうになって
生きてきた彼が,ナイフと出会ったことである意味で解放された
という一連の流れは,狂気であるものの,自然な流れともいえる。
それが家庭に露呈されたとき,彼のマインドと現実のギャップが
さらけ出される。
結局,息子は,父親から提示されたナイフを携帯しないという選択を
とります。

4 雑感

ナイフを通じて描き出される父親や妻,息子の人間模様には,ストーリーでしか描写できないものがあるのでしょう。このブログを書きながら,この小説の世界は,
極めて表現の難しいものであることがよーくわかりました。
普段の日常で忘却されているけど,奥底で自分のメカニズムを律している感情,過去の経験の蓄積によって作られた価値観,むしろ物事への条件反射的対応や条件反射的な感情,そんなものが描かれている作品かな。
40代になったら読み返したいです。多分,もっと感じることがありそうだから。
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by sipoftip | 2007-01-21 02:57 |

はじめに


<はじめに>

・色々感じること、インスパイアされることはあるのに、気付いたら忘却の彼方に・・・・(++;)。そんなことがしばしば発生する日常において、自分からこぼれ出るものを少しでも何かの媒体につなぎとめておけたら、、、そんな思いから、ブログを綴っています。

・もし「こんなの書くならこれも興味あるだろうなー」みたいなものがありましたら、こっそり教えてくださいっ。

<ご注意>

・もし写真・テキストを他で利用されたい方がもしいらっしゃいましたら、事前にご連絡頂ければと思います。
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by sipoftip | 2007-01-21 02:53 | 雑感