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小さな巨人+JAZZピアノいろいろ-4月27日-




実は結構JAZZ好きなワタクシ


一番好きなピアニストは?というとこの人だろう。

Michel Petrucciani

ミシェル・ペトリチアーニと読む。


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たまたまあるカジュアルなフレンチレストランで、この店の音楽は結構好きだなーと思っていて、ふと店内のディスプレイに目を移していたら、「Thank you thank you!!」と映像の中でお辞儀をしている彼がいた。


正直、そのとき目を見張った・・・どうしてこのカラダからこんな音楽が出てくるのか。別に「障害にもかかわらず」という部分を強調するつもりは全くないし、それは失礼にあたるかもしれないから何ともいえないけど、とにかく、その映像を見たときは、少なからず衝撃を受けた。

ウィキペディアによれば、

Michel Petrucciani came from an Italo-French family with a musical background. His father "Tony" played guitar and his brother Louis played bass. Michel was born with osteogenesis imperfecta which is a genetic disease that causes brittle bones and in his case short stature. It is also often linked to pulmonary ailments. In his early career his father and brother occasionally carried him, literally, because he could not walk far on his own unaided. In certain respects though he considered it an advantage as it got rid of distractions, like sports, that other boys tended to become involved in.

ということみたい。先天的な病気なんですね。

演奏は、例えば、↓あたりをご覧いただければなーと思います。

September 2nd


PIANO - SOLO - NEW YORK


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ウィキペディアによれば、コンサートでは父親とかにピアノ台に運んでもらって演奏し、演奏後、
自分ではピアノの椅子から降りられないので、再びステージの外まで抱えられていたみたい。

(それでも、)フランスで一番のJAZZピアニストと評されているし、プライベートでも結婚もしていて、子供もいたようだ。

実際には36歳で他界しているけど、医者からは20歳くらいまでしか生きられないと告げられていたみたい。彼の内面の葛藤があったのか、それがどのようなものだったのか、よくわからないけど、何故ここまで明るい音楽が紡ぎだされるのか。

彼のストーリーを思い出し&音楽を聞くたびに、自分の悩みなどいかにスケールが小さいんだろうと思う。

とっても小柄ではあるけど、知れば知るほど大きな巨人にみえてきます。



ちょっと考え方や人間が小さくなるようなとき、彼の音楽を聴いて、心を落ち着かせるようにしてもいいかも。


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ビルエヴァンスとかも好きなのですが、ミシェルの方が全体的に気分が明るくなるし、
ハービーハンコックとかはちょっと演奏が優等生過ぎるかも、という印象を受けて以来、
あまり聞いていなー。



ちなみに、日本人だと上原ひろみ。特にこの曲を聞いたときは結構、衝撃だったかも。

ちなみに、友人が昔彼女と連弾とかしていたようなのだが、やはり昔から半端なかったみたいだっ、そりゃそうだって(・・)


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もう一つ、JAZZといえば、うちで研修していたカナダ人弁護士とJAZZ好き国際公務員とで
こんなところ↓に行ったかも。そうそう、この夜です。

サテンドール


演奏のレベルはすごく高かった。どちらかいうと、うちの両親くらいの年代の方が、
お洒落して「お出かけ」で来ているような場所。

うちの両親にも勧めてみたい場所だ。今度会ったら、それとなく教えてあげようw
by sipoftip | 2008-04-27 15:18 | 音楽


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