結婚式のスピーチをしてみた、それもすごくハードルの高い




先日、友人の結婚式のスピーチを依頼されました。

普段僕と話すときは標準語の彼も、その関西人としての
ネタ好き及び凝り性な性格を最大限に発揮してくれて、

すごい変化球の前振り(=無茶振り?)

をした上で、私のスピーチを「式のメイン」にすると
いうことを言われたため、人生初の結婚式のスピーチは、
相当ハードルがあがりました(・・;)

わりと(よく言えば)エキゾチックな顔立ちの私ですが、
(本当は「新郎友人」と記載すべき所を)「●●国の大使」みたいな
位置づけで席次表に記載されてました。さらに、「どこで入手したんだろ?」と思うようなレアな●●国風の音楽が流れ、その上で、司会から「それでは●●国の大使からお祝いの言葉をいただきます!」というイントロと共に僕にマイクが渡される、という・・・


もちろん、彼の期待に応えるべく快諾したものの、「●●国の大使からスピーチをもらう」というネタのコンセプトがどれだけ会場で受けるかわからないリスクと共に、スピーチを引き受けたのでした(・・;)

●さて、どうしたものか?

実はバックパック旅行中に挨拶程度のアラビア語を覚えて以降、忘れてなかったので、果たしてこれを使うか?という点が結構悩みました。ちなみに、アラビア語でおめでとう!は「マブルーク!」といいます。

仕事も結構立て込んでいたので、厳しかったのですが、

①ネットで結婚式のスピーチのイロハを学ぶ(3日前昼休み)
→忌み言葉など

②ブレスト(2日前の夜:夜中3時→6時くらいまでかかる)
→言ってもいいエピソードの選別→言いたいエピソードの選別→文字化

③口頭で練習(前日の夜→夜中2時間くらい)
→夜の有栖川公園に行き、銀杏の黄色い紅葉がわずかな夜の光に照らされているという
神秘的な空間の中で一人でブツブツとイメトレ

という形で何とか準備。

初めてのスピーチであり、しかも「適当に流す」のではなく、「絶対に良いスピーチをしたい
友人」だったため、できる限り準備を詰めました。

だって、スピーチって、準備しないより準備した方が良くなるのは確実だと思ったし、しかも実際に新郎側の代表としてスピーチを頼まれるなんて、こんな名誉なことはないと思ったので、結構嬉しかったから。自分のスピーチ(しかも上記の無茶振りなので滑る可能性が高い)によって結婚式が良くも悪くもなると思うとその責任の重大さを感じたし、やっぱり仲のいい友人だけあって
「やっぱ頼んで良かった」と思われたかったというのもある。普段はエスプリという名の毒舌をはき、風刺が大好きですが、こういうときには結構素直なワタクシ。


●スピーチについて

結婚式のスピーチで一番難しいと思ったのが、スピーチは自分のためでなく新郎新婦のために
行うものだということ。冒頭で述べた自分へのネタをどうやって「新郎に向けたスピーチ」に着地させるかに腐心しました。

せいぜい5分くらいのスピーチでは、伝えられることなんて一つ、しかも書き言葉と違って複雑なことははなせない。極めてシンプルに、一つのことを、いろいろな角度から繰り返し言う。

そういう角度からブレストの結果でてきたエピソードを絞り、絞った上で、具体的に伝えられる
レベルまで具体性を高める。

こんなことを意識しました。そして、当日のコンディション(当日の会場の様子、沸点(どのくらいで笑うか)、来る人のキャラとか)を見ながら、調節できるレベルまで、自分の体に覚えさせるまで染みつけました。

たぶん、コトバって身に染みついたものじゃないと、「その人のコトバ」としてそとに出て行かない、と思います。

あと、新郎をどのくらい冷やかしてOKか(まったく冷やかさないと、会場的にも、笑いを求めていた新郎にも不十分)、どうやって「上品にリスク無く」冷やかすネタをいれるか、というのも腐心しました。

●当日

結局、なんだかんだ言ってスピーチまでは、料理の味も半分くらいしかわからなかったし、友人との会話もそぞろ、他の出し物も心から楽しめない、という状況ではありましたが、何とか自分としては、一応ぎりぎり納得できるものができたと思います。

もちろん、スピーチ後の料理、特にデザートがこの上なくおいしかったのは言うまでもありません。

ちなみに、一番大受けだったのが、最初にアラビア語で挨拶をしてから、日本語に切り替えて
スピーチを続けたのですが、みんなきょとんとしているので、

「あのー、みなさんきょとんとされていて、ひょっとすると、誤解なさっていると思いますが、これはネタで、あくまで職場の同僚で、しかも日本人ですのでお間違いのないよう・・」

といった部分でした、ははは(・・;)

●雑感

前にもエントリしたように、結婚式の幹事をやったりときにも思ったのですが、他の人の人生最大のイベントを一緒につくっていくということには、仕事などで感じる充実感とはまた違ったこの上ないものなんじゃないかな、と改めて思いました。

ちなみに、スピーチのあと、新婦側の友人から

「スピーチお疲れ様です。スピーチを聞いて、新郎さんの周りの人たちもすごくいい人達だなーって思ったので安心しましたー」

というコトバを頂きました。このコトバにすごく救われたのは言うまでもありません♪
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by sipoftip | 2007-12-10 02:44 | 雑感


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