文系と理系(その1)

「僕は文系なので数式はちょっと・・・」

「私は,理系で世界史選択だから,地理とか日本の歴史とか
分からないんだよねー」


ということをちらほら耳にします。

このコトバ,アメリカにいたときはさほど
使われていなかったように思います。

一定の学問の分類に着目して人を分類する
コトバなので,本来であれば,

●文系→社会科学・歴史等の知識が豊富
●理系→数式・自然科学に強い


というポジティブな意味で使われるべきだと思います。

でも,実際耳にするのは冒頭で述べたようなフレーズで

●文系→いわゆる理系科目に疎いことの正当化
●理系→いわゆる文系科目に疎いことの正当化


として使われる局面が多いような気がします。

さらに言うと,このコトバの背後にある心理として

●文系→数式等に長けていないこと(またはその能力がないこと・伸ば
    さなかったこと)へのコンプレックス
    +
    「理系」な人をオタク的に捉える変な差別感

●理系→数式等に(「文系」の人に比べて)長けていることへの
    優越感
    +
    「文系」が社会での重要な地位にいて出世している
    という事実(or思い込み)に対するひがみ・不満


というものがあるのではないか?と感じることも少なからずあります。

何を隠そうこの私も

「私立文系+大学受験なし(エスカレーター)」

という「文系まっしぐら」な進路を進んできているともいえ,
その意味で「もうちょっと数学とかやっておきたかったな~」
と思うこともありますし。

でも,このコトバ,私は大嫌いです。また,基本的にこのコトバを
当然の所与の前提として使う人に対しては,その見識を疑うことから
スタートしています(無意識のうちに・・・)。

説明のツールとして便利な場合もありますが,そんなに複雑じゃないと
思うからです。

続きは(その2)で。

↓オリーブとアルハンブラ宮殿(Palacio de la Alhambra)@Granada
e0117054_352493.jpg

[PR]
by sipoftip | 2007-10-25 03:06 | 雑感


<< 世界で一番古いレストラン「BO... 40秒キス >>